トライアンフジャパン 東日本大震災被災者の支援に向けたイベントを開催
~ささやかでも出来ることを形にして、被災地の方々に届けよう~
この度の東日本大震災により被災された皆さま、ならびにその家族の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧と皆様のご健康をお祈り申し上げます。
トライアンフジャパン㈱は、2011年5月29日(日)、アートランドホテル蓼科(長野県茅野市)で、「第13回ナショナル R.A.T. “ハート” ラリー・イン・ジャパン」を開催しました(入場料無料。後援:茅野市、同市観光連盟、茅野商工会議所など)。
※R.A.T.:「ライダーズ・アソシエーション・オブ・トライアンフ(RIDERS ASSOCIATION OF TRIUMPH)の略称。トライアンフ本社が運営する英国・ヒンクレーで生産されたトライアンフのオフィシャルオーナーズクラブ。
トライアンフジャパン イベントフォトギャラリー
当日は、台風接近の影響であいにくの悪天候となり、当初予定していた屋外の展示を、急遽、ホテル内のバンケットホールに変更。ときおり激しい雨が降る空模様でしたが、約280名が来場しました。
このイベントは、毎年初夏に開催しているトライアンフ・オーナー向けの会合。これまでは、「トライアンフで出掛ける」「トライアンフで集まる」「トライアンフで出会う」を目的に12回実施されました。
しかし、3月11日の東日本大震災で東北地方を中心に甚大な被害が発生、同社は、イベントの取り止めも含めて検討。その結果、トライアンフ・オーナーをはじめ、国産・輸入車の垣根を越えた全てのライダーが一緒となり「ささやかでも出来ることを形にして、被災地の方々に届けたい!」。
こうした想いをかたちに表すため、これまでの主旨や開催内容を変更し、復興支援のチャリティー イベントとして開催しました。
当日のチャリティー オークションによる収益金や、来場者から寄せられた義援金(545,416円)は、被災地に寄付されました。
また、被災したライダーにエールを送る応援ボードの作成など、被災された方々を少しでも元気づける企画も用意されました。
それでは、当日のイベントの模様を紹介します。
イベントの進行は、昨年に引き続き、タレントの近藤スパ太郎さんが担当。
チャリティー オークション
世界で数着しか無いウェアや、トライアンフ本社の所在地・イギリスで開催されたイベントの記念品など、普通では入手することが出来ないグッズがオークションにかけられました。
被災地ライダーへの応援メッセージカードの作成
被災地ライダーを応援するメッセージカード「ライダー応援カード」を募りました。
会場で配布されたカードに、参加者がそれぞれの想いを記入。メッセージボード(パネル)にカードを貼り付け、被災地の仙台にある「トライアンフ仙台」へと届けられます。
一部メッセージは、トライアンフのホームページやFacebookなどでも紹介されます。
おもちゃ義援隊(おもちゃ寄付)
被災から2ヵ月以上が経過し、現地の支援物資のニーズに多様性が出てきました。未だ、電気や水道の生活インフラが整わない過酷な状況の中では、子供たちのケアが、特に必要となってきました。
そこで、子供が大きくなった世代のバイク・オーナーも多くいることから、来場者より、おもちゃの寄付を募りました。
絵本やぬいぐるみ、遊び道具など、大切な品々を預かりました。
八ヶ岳泉龍太鼓の特別公演
1,000回以上の公演実績を持つ地元の「八ヶ岳泉龍太鼓」が披露されました。
年齢や体格が異なるメンバーが、それぞれの太鼓と気持ちを一つにして、天地をもゆるがす音に変えていました。
来場者は、その迫力ある音と太鼓からの振動に圧倒されていました。
先日、発表されたばかりのデイトナ675Rをはじめとする最新モデルが展示。
被災者の方々への想いを届けるため、トライアンフ・カラーの青色と水色の折り紙を使い千羽鶴の作成も行われていました。
本日のイベントのために作成された記念品の手染めてぬぐい(限定500枚、地元産の天然水付き)も販売されました。
記念撮影で締めくくられた今回のイベント。今回も、一枚の写真に収まるのが難しいほど、多くのライダー達が参加しました。会場は、来場者の被災者に対する気持ちで溢れました。
次回(第14回)の開催日は2012年5月27日(日)、場所は今回と同じ長野県の蓼科地域(会場詳細は未定)で実施することが発表されました。
短い時間を共にした全国の仲間との別れと1年後の再会を誓い、楽しい思い出と共に、それぞれの家路につきました。
トライアンフについてはこちらから。
○トライアンフジャパン オフィシャルサイト
http://www.triumph.co.uk/japan/
本記事の取材は、2011年5月に行いました。