
理事長 ゲルティンガー 剛
明けましておめでとうございます。
2026年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
まずは、皆様が健やかに新しい年を迎えられましたことをお慶び申し上げます。
昨年は、JAIAにとって創立60周年という大きな節目を迎え、現在から過去を振り返りつつ未来を見据える重要な転換期となりました。昨年の輸入車市場を振り返りますと、輸入車の新規登録台数は毎月、前年同月比で堅調に推移いたしました。特に輸入BEVは前年に引き続き好調を維持し、2025年には過去最高の登録台数を記録しております。本年もこの傾向が継続することを強く期待しております。このような成果を達成できたのは、政府による切れ目のない継続的な補助金をはじめとする各種支援策、そしてJAIA会員各社がお客様のニーズにお応えすべくラインナップの拡充等を積極的に取り組んできた結果であると考えております。また、昨年の与党税制改正大綱において、JAIAが要望しておりました自動車税環境性能割廃止の方針が決定され、本年4月より自動車取得時の負担が軽減されることとなりました。政府に対し感謝申し上げます。JAIAとしては引き続き、過重な自動車関係諸税の負担の更なる軽減と税制の簡素化・公平化を求める要望活動を進めて参ります。
さらに、カーボンニュートラルへの社会的要請やユーザーニーズの多様化・高度化を背景に、会員間だけでは解決が困難な課題に対応するため、2024年に創設した賛助会員は、皆様のご賛同をいただき、2025年12月時点で21社にご加入いただいております。今後は、こうした多様なステークホルダーの皆様との連携をさらに強化し、持続可能なモビリティ社会の実現に向けたプラットフォーム構築を一層推進してまいります。
電動車の普及とともに、政府および関係者の皆さまのご尽力により、充電器の高出力化をはじめとするカーボンニュートラルに関する環境整備も着実に進展しております。今後のモビリティ社会においては、これまでのGXの取り組みにとどまらず、安全運転への寄与も含めた幅広い価値創出を実現するため、自動運転を含むDXの重要性が一層高まってまいります。このような状況を踏まえ、JAIAでは昨年、事務局内のDXチームに加え、情報収集のみならず、課題の抽出・解決を目的として、会員の皆さまにもご参画いただく形で「DX タスクフォース」を立ち上げました。これらの取り組みを事業計画の基本方針に基づく事業活動として位置づけております。
JAIAは会員各社の事業活動をサポートし、更に日本のモビリティ社会の持続的発展に貢献すべく取り組むべく、事業活動を①市場活性化、②環境・エネルギー分野、③DXに関する活動、④安全、基準認証の国際調和、⑤自動車公正取引・アフターセールス分野等、⑥二輪に関する分野という6つの柱に即して活動を推進いたします。
DXに関する新たな活動では、安全運転の推進に加え、地方のドライバー不足解消に向けた取り組みも今後の検討課題としています。加えて、電動車の普及に伴い急増が見込まれる使用済みバッテリーへの対応として、リサイクルの高度化が一層重要となっており、リチウムやニッケルなどの貴重な資源を国内で循環させ、安定供給につなげるため、サーキュラーエコノミーの推進に注力します。さらに、アフターセールスや自動車整備人材の課題克服に向けた環境整備など、業界全体の課題解決にも継続して取り組みます。
二輪業務では、市場活性化策に加え、一般ユーザー向け展示会を開催し、整備人材確保に向けて他団体との協業を開始しました。
私たちは、最先端の安全・環境技術を備えた世界各国の多彩な輸入車をお客様にお届けできるようサポートし、革新と多様性を通じて、より豊かで持続可能なモビリティ社会の発展を導く羅針盤となるべく、最大限の努力を続けていく所存です。
2026年におきましても、引き続き、JAIAの活動にご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、皆々様にとって新年が健全で実りある年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。