JAIA 日本自動車輸入組合
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Porsche Days Japan 2010

2010年10月4日


~ポルシェジャパン設立15周年を記念し、お客様とともに日本のポルシェ文化を振り返る~

ポルシェジャパン株式会社は2010年9月11日(土)、ミュゼオ御殿場(静岡県御殿場市)でPorsche Days Japan 2010を開催しました。

ポルシェジャパン株式会社は、2010年11月で創立15周年を迎えます。
Porsche Days Japan2010は、「今日の日本におけるポルシェ文化は、ポルシェを愛するすべてのお客様によって育てられた」という思いのもと、日本におけるポルシェ文化をオーナー様とともに振り返るイベントとして、制作委員会のメンバーによって企画されたものです。

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「日本のポルシェ」の題字は、製作委員会の名誉委員である小林 彰太郎さんによるものです。

◆Porsche Days Japan2010制作委員会
委員長 黒坂 登志明さん ポルシェ ジャパン株式会社 代表取締役社長
名誉委員 小林 彰太郎さん カーグラフィック 名誉編集長
委員 清水 和夫さん モータージャーナリスト
三國 清三さん オテル・ドゥ・ミクニ オーナーシェフ
東儀 秀樹さん 雅楽師

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当日は、三國 清三シェフによる至極のコースランチをはじめ、イベントステージでは制作委員のメンバーである清水和夫さん、東儀 秀樹さん、その他スペシャルゲストによるトークショーやチャリティー・オークションが開催されたほか、一日中ポルシェを楽しめるプログラムが用意され、参加オーナーの皆さんは、庭園にきれいに駐車された愛車や最新モデルのポルシェとともに過ごす特別な休日を楽しむことができました。

会場に集まったポルシェは113台。中でも圧巻だったのは、9台も集まったカレラGTです。

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「オテル・ドゥ・ミクニ」エクスクルーシブランチ

自らポルシェオーナーである、「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフ 三國 清三さんプロデュースによるスペシャルコースランチが用意されました。
三国さんはこの日の為に、何と!四谷のお店を臨時休業し、お店のスタッフ全員と共に自らこの会場の厨房でランチを用意してくださいました。このようなことは、本当に最初で最後のことかもしれません。

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テーブルの上にはポルシェのミニカーがさりげなくレイアウトされ、ランチもポルシェと共に過ごす工夫がされていました。

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三國さんは、フランスで修業されていた際に、フランスの三ツ星シェフが必ずと言っていいほど乗っているポルシェがとてもカッコよく見えたそうです。26年前に四谷にお店をオープンされた際、念願のポルシェを手に入れたそうです。

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Compote de légumes nature et gelée de crustacés
style de Mikuni.
弘前の成田さんが創った完全無農薬・無肥料の野菜と
季節の魚介類、そのジュレ寄せ、ミクニスタイル

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Filet de veau rôti et ragoût de langue de veau,
accompagné de cinq légumes de saison,
à la moutarde verte.
カナダ産仔牛フィレ肉のロティとその仔牛の舌のラグー、
五種の季節温野菜添え、グリーンマスタード風味

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Grand dessert “Porsche Days Japan 2010”.
日本のポルシェ2010年バージョン・グランデセール

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Café.
コーヒー

ポルシェにまつわる品々が出品されたチャリティー・オークション

Porsche Days Japan 2010では、ポルシェに馴染みの深い人々、著名人ポルシェオーナー、クルマ業界の方々から集められたポルシェ関連の品や、ポルシェにまつわる品などによるチャリティー・オークションを開催しました。
会期の前から特設Webサイトに出品されたアイテムのうち14点は、当日の会場でWebでの入札金額からセリがスタート、安東アナウンサーの素晴らしい進行と共に、普段手に入れることが出来ない貴重なアイテムに次々と応札の手が挙がりました。

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オークションの売上金は、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」に寄付され、会場ではその贈呈式も行われました。

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ポルシェ最新モデルラインナップ展示

野外ステージ(コンクリート部分)とオーバルギャラリーにポルシェの最新モデルラインナップが展示されました。

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オーバルギャラリーには、ボクスタースパイダーとスポーツクラシック・ホイールを装着した911カレラ4が展示されました。

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ボクスタースパイダーの幌の着脱は、皆さんの注目の的でした。

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ポルシェ記念写真館

最新の911、そして歴史を物語る356をバックに、参加者お一人ずつ、プロカメラマンによるスタジオ撮影が行われました。
まるで、雑誌のグラビアのように撮影された写真は、その場でプリントされ、参加者の皆さんにプレゼントされました。

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ポルシェ同乗体験

ポルシェドライビングエクペリエンスでインストラクターとして活躍されているレーシングドライバー、佐藤 久美さん、脇坂 薫一さん、荒 聖治さんのドライビングによる、最新のポルシェ同乗体験が行われました。先着順の申し込みは大変な人気で、皆さんプロドライバーが操る最新のポルシェとのドライブを楽しまれました。

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ポルシェ・フォトギャラリー

ポルシェジャパンのオフィシャルカメラマンとして、長年活躍されている、写真家小川 義文さんが、ポルシェジャパン15年の歩みを振り返り、当時の話題のモデルを中心としたフォトギャラリーを特設スタジオに開設しました。スタジオ内には最新のオーディオを装着したパナメーラが展示され、そこから心地よいBGMが流れる中、ゆったりと15年の歴史を振り返ることが出来ました。

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日本におけるポルシェ文化を振り返るトークショー

イベントステージでは、司会にご自身もクルマ好きとして知られる、TBSアナウンサーの安東 弘樹さんを迎え、制作委員のメンバーである清水 和夫さん、東儀 秀樹さん、その他スペシャルゲストによるトークショーが3回に分かれて行われました。

トークショーでは、サプライズで雅楽師の東儀さんの生演奏が行われました。
東儀さんが篳篥(ひちりき)という楽器で演奏されたのは「時を旅する」という曲です。1400年前から全く変わらない音色が会場の皆さんを魅了していました。

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東儀さんは、子供の頃からポルシェに憧れ、「大きくなったら赤いポルシェを手に入れて、お母様を乗せてあげる」と約束していたそうです。それを実現され、993型の911を皮切りに何台ものもポルシェを乗り継がれました。

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■トークショー(1)日本のポルシェ、時代を超えて

安東 弘樹さん(司会)、黒坂 登志明さん、東儀 秀樹さん、清水 和夫さん

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日本におけるポルシェ文化を振り返るとして、日本で最初にポルシェが発売された、1963年(昭和38年)当時、大卒初任給の約20倍もしたポルシェでしたが、ゲストのみなさんの、ポルシェとの出会い、そして現実にポルシェと関わるようになったエピソードが披露されました。

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映画の1シーンや町中で見かけたポルシェへの憧れなど、皆さんの小さい頃の記憶には、必ずポルシェが関わっていました。

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時代が変化する中、356、911と空冷水平対向エンジンをリアに積み、後輪を駆動するという独特のコンセプトを貫いてきたポルシェは、1970年以降の排出ガス規制や騒音規制という高いハードルをきっかけに、水冷フロントエンジンを採用した車両を発売するなどの変化を経て、現在では4ドアサルーンやSUVにまで、そのレンジを拡大しています。

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しかし、どのモデルにも言えるのは、妥協のない基本性能の高さ、安全性が自然にドライバーに伝わってくることだそうです。特に清水さんは80年代にポルシェの装着タイヤの開発テストでステアリングの評価項目が8項目もあるなど、ここでしか聞けないような貴重な話が披露されました。
そして911が当時と変わらないコンセプトで現代まで進化し続けているのは、メーカーの努力と合わせ、それを支持してきたユーザーの声が大変大きいということでした。

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■トークショー(2)ポルシェの哲学と伝承そして伝播

安東 弘樹さん(司会)、黒坂 登志明さん、東儀 秀樹さん、清水 和夫さん、荒 聖治さん

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時代を経ても変わらないポルシェの哲学。
何台もポルシェを乗り継いでこられた東儀さんは、その都度「これが一生モノのクルマ」だと思うそうです。
しかし、カレラからターボと性能の高いモデルが出るごとに、さらに上の世界が見えてくる。でも、
実用で何不自由なく使えるクルマ、それがポルシェの魅力と力説されています。

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欧州のクルマ文化、たとえばイタリアのミッレミリアでは、参加者だけでなく、観客、警察、国を挙げて応援してくれています。みなさんわくわくしてクルマを見ています。
こういった文化が根付く欧州で育まれてきたポルシェの哲学とは何でしょうか。

「ポルシェのブレーキは宇宙一」ブレーキの安心感がなければ、レースで安心して走ることはできません。レーシングドライバーの荒さんをゲストに加え、富士スピードウェイのホームストレートを295km/hというスピードで疾走するポルシェRSスパイダーを、第一コーナーの手前90メートルから安定して減速できる驚愕のブレーキング性能など、説得力ある話が披露されました。これは決してレースカーだけの話ではなく、市販のポルシェにすべて受け継がれているのです。

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ドイツでポルシェ社は、国民的な宝として大切にされてきたそうです。少量生産のスポーツカーメーカーとして唯一経営が成り立つ希少な自動車会社として育ってきました、そのためには膨大な市場調査と価値観が崩れない開発コンセプトなど、頑固なまでにその哲学を貫いてきました。
現代では、環境性能の高さ、ECOに対する性能の高さも求められますが、走る、曲がる、止まる。クルマの基本性能が高いと燃費も良い結果が得られます。ポルシェの変わらない哲学は今求められる環境性能をも満足できる高い次元にあるといえます。

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■トークショー(3)日本のポルシェアンドモア

安東 弘樹さん(司会)、黒坂 登志明さん、小川 義文さん、清水 和夫さん

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3回目のトークショーは写真家の小川義文さんをゲストにお迎えし、これからの日本のポルシェについてお話頂きました。

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小川さんは、長年ポルシェオフィシャルカメラマンとして活躍されるほか、ラリードライバーとしてポルシェカイエンを操り、トランスシベリアラリーを走破されるなど、輝かしい経歴をお持ちの方です。
小川さんにとってもポルシェは幼いころからの憧れだったそうで、学生であった当時、六本木のショールームの外からポルシェを見ていた時、俳優の高倉健さんが素敵な装いで911から降りてきた姿がとても印象的でした。そして写真家になり、またラリードライバーとしてカイエンに乗ることができたのは、本当に幸せなこととおっしゃっていました。

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このカイエンは、ハイブリッドモデルが本国で発表になりましたが、これからのポルシェとハイブリッドなど新しい駆動エネルギーの関係はどうなるのでしょうか。

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ポルシェを創った、フェルナンド・ポルシェ博士は、その110年前からハイブリッドモデルのコンセプトを考えていました。自動車はいきなりガソリンエンジンが主流になったのではなく、電気自動車の時代が30年ほどあったのです。

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今年のニュルブルクリンク24時間レースで、911GT3Rハイブリッドが初めて出場し、惜しくもリタイヤしましたが、後半トップを走行するなど、ポルシェにおいても新しい駆動エネルギーの時代がすぐそこまで来ていると思います。

これからもポルシェはポルシェで有り続けることができるのか、それはポルシェのスポーツカーとしてのアイデンティティーについて、お客様の支持が続く限り、ポルシェはずっとその哲学をもったメーカーとして有り続けることができるということです。
エンジン、シャシー、タイヤの進化はポルシェの進化とともに歩んだといっても過言ではありません。
これからもその進化は止まらないことでしょう。

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○ポルシェについてはこちらから
http://www.porsche.co.jp

Porsche Days Japan 2010 フォトギャラリー

本記事の取材は、2010年9月に行いました。