JAIA 日本自動車輸入組合
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19th Maserati Day

2012年11月22日


~毎年、場所と趣向を変えながら開催されるマセラティの祭典、今年はクアトロポルテとギブリをテーマに開催~

2012年10月27日(土)から28日(日)の2日間、静岡県掛川市で19th Maserati Day(マセラティディ)が開催されました。

Maserati Dayは、イタリアのマセラティ本社やマセラティジャパンから公認クラブとして認められているマセラティのオーナーズクラブ、Maserati Club of Japan(MCJ)が1994年から年に1度、場所と趣向を変えながら秋に開催しているイベントです。

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9回目の開催となる今回は、静岡県掛川市のホテル・宿泊・リゾート施設「ヤマハリゾートつま恋」で開催され、初日は、カートコースを貸し切っての車両展示(ランチ、オーナーインタビュー、コンクールデレガンス投票)とファンジオカップ(カートコース走行)、夜はディナーパーティ(コンクールデレガンス表彰)とミッドナイトパーティ、2日目はつま恋周辺でのパレード・ラン(Parata Maserati)と記念撮影というメニューで行われました。
静岡県掛川市は、静岡県中西部の牧之原台地の西側に位置し、2012年4月14日に開通したばかりの新東名高速道路を使った場合、東名高速道路の東京ICから森掛川ICまで205.3km、名神高速道路の豊中ICからは274.7kmです。関東からも関西からも集まりやすい場所であると言えます。

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当組合は今回、初日のカートコースの車両展示を中心に取材させていただきましたので、その模様をお伝えしたいと思います。

良く晴れ、暑いくらいの陽気となった2012年10月27日(土)、ヤマハリゾートつま恋のカートコースで19th Maserati Dayが開幕。10時から受付が開始されると、全国からMCJメンバーを始めとする参加者が集まってきます。
なお、Maserati Day はMCJメンバーでなくてもゲスト参加できるオープンなイベントです。
奇麗に整えられたカートコースの芝生上に、参加された皆様の愛車が実行委員の皆様の誘導により奇麗に整列駐車されていきます。

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間もなく登場するニューモデル(6代目クアトロポルテと3代目ギブリ)

今回のMaserati Dayでは、クアトロポルテとギブリの歴代モデルのテーマ展示が行われました。

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1963年に初代モデルがデビューしたクアトロポルテは、間もなく5代目の現行モデルの生産が終了し、6代目にバトンタッチされます。
一方、1966年に初代モデルがデビューしたギブリは、1998年に2代目モデルの生産が終了していますが、マセラティ社は2012年10月のパリサロン(パリモーターショー)で、今後発売予定の三つの新型車の車名を発表しました。その一つがギブリです。

それでは、クアトロポルテとギブリの歴代モデルを紹介したいと思います。

■初代クアトロポルテ(1963年~1970年)

マセラティ社は1963年11月のトリノモーターショーで、同社として初のプレステージ・サルーンであるクアトロポルテを発表しました。クアトロポルテとは、イタリア語で「4ドア」を意味します。
当時、世界最速の4ドアサルーンとして開発されたこのモデルは、ピエトロ・フルアのデザインによるエレガントなボディをまとい、その心臓には、1962~63年のルマンで活躍した450Sから発展させたV型8気筒4.2リッターエンジン(260bhp/5,000rpm)が搭載されていました。
フルアのデザインは、ボディだけでなく、インテリアにも細かくおよび、3500GTと同じ配置のメーターパネルや、コンソールに並ぶタンブラースイッチの配置等、マセラティを代表する高級車としてのポジションを確固たるものにしました。
1966年には、エンジンが4.7リッター(290bhp/5,200rpm)にスケールアップし、1970年まで生産されました。

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注)この写真は2010年12月に京都で開催された17th Maserati Dayで撮影したものです。MCJメンバーが保有する1台で、1960年に当時のインポーターであった新東洋企業が正規輸入した車両です。

■2代目クアトロポルテ(1974年~1975年)

2代目クアトロポルテは、マセラティがシトロエンの傘下となっていた1974年のトリノモーターショーで発表されました。
ボディデザインは、ベルトーネが担当し、シャシーはシトロエンSMのものが流用されたため、前輪駆動となっていました。また、当時のシトロエン同様にハイドロ・ニューマチック・サスペンションを備えていたことも大きな特徴です。エンジンは、メラクに搭載されていたV型6気筒3.0リッターエンジンが採用されました。
マセラティは2代目クアトロポルテの生産準備をしましたが、1975年にシトロエンとの関係が解消されたため、数台の試作車が作られるにとどまり、実際に生産されることはありませんでした。

■3代目クアトロポルテ(1979年~1990年)

3代目クアトロポルテは、マセラティが同じイタリアの自動車メーカーだったデ・トマソの傘下となっていた1977年のトリノモーターショーで発表され、1979年から生産が開始されました。
ジウジアーロによるボディは、この時代のマセラティに共通の直線基調のデザインで、シャシーはデ・トマソの4ドアサルーンのドーヴィルのものを、ホイールベースを延長して用いていました。
エンジンは、マセラティの伝統に則り、再びV型8気筒となり、4.2リッター(260bhp/6,000rpm)と4.9リッター(290bhp/5,600rpm)の2種類が用意され、駆動方式も後輪駆動に戻りました。

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1986年には、その名称をロイヤルと改称し、受注生産モデルとなりました。エンジンは最高出力が引き上げられたV型8気筒4.9リッター(300bhp/5,600rpm)を搭載していました。

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■4代目クアトロポルテ(1994年~2000年)

4代目クアトロポルテは、初代クアトロポルテのデビューから31年経った1994年にデビューしました。マセラティがフィアットの傘下となった翌年のことです。
このモデルの最大の特徴は、ビトゥルボのシャシーを利用したことにより、従来と比べ小型化を図り、これに対してエンジンは2代目ギブリと共通のV型6気筒2.8リッターツインターボエンジン(284bhp/6,800rpm)を搭載することにより、より高性能を強調した点にあります。
デザインは、マルチェロ・ガンディーニが担当しました。
1997年にはシャマルと共通の3.2リッターのV型8気筒ツインターボエンジン(335bhp/6,400rpm)搭載モデルが追加され、より一層の高性能化が図られました。

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1998年にマセラティがフェラーリの傘下へと移行すると、フェラーリの生産技術が導入され、新ラインで生産されました。これにより、エボルツィオーネと呼ばれる後期型に移行し、ダッシュボードのラサール製アナログ時計が廃止されました。

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■5代目クアトロポルテ(2004年~2012年)

5代目クアトロポルテは、2003年9月のフランクフルトショーでデビュー、2004年から生産が開始されました。デザインはピニンファリーナが担当し、エンジンは、V型8気筒4.2リッターの自然吸気エンジン(400ps/7,000rpm)を搭載していました。
その後、スポーツGTやエグゼクティブGTなどのグレードが追加されました。
トランスミッションは、当初は「デュオセレクト」と呼ばれる6速セミオートマチックが搭載されていました。2007年1月のデトロイトモーターショーで6速オートマチックを搭載した、クアトロポルテ オートマチックがデビュー、セミオートマチックとオートマチックを選べるようになりました。なお、セミオートマチックのデュオセレクト搭載モデルは、トランスミッションがリアアクスル直前に位置するトランスアクスルレイアウトが採用されているのに対し、オートマチックの場合はエンジン後方にトランスミッションが位置しているのが特徴です。

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5代目クアトロポルテは、2008年10月にマイナーチェンジされ、後期型に移行しました。外装上は、バンパーのデザインとグリルのデザインが変更され、テールランプがLED化されました。
エンジンは、V型8気筒4.2リッター(400ps/7,000rpm)に加え、V型8気筒4.7リッター(クアトロポルテ Sは430ps/7,000rpm、クアトロポルテ スポーツ GT Sは440ps/7,000rpm)が追加されました。
なお、トランスミッションは、セミオートマチックのデュオセレクト搭載モデルが廃止され、オートマチックのみとなりました。

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■6代目クアトロポルテ(2013年~)

6代目クアトロポルテは、2013年1月14日から開催される「デトロイトモーターショー2013」で世界初公開される予定です。

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注)この写真はマセラティジャパン株式会社よりお借りした同社の広報写真です。

■初代ギブリ(1967年~1973年)

初代ギブリは、1966年にデビューしたFRレイアウトの2シータークーペです。ボディはカロッツェリア・ギア製で、デザインはベルトーネから移籍した直後のジョルジェット・ジウジアーロが担当し、マセラティとしては初のリトラクタブル・ヘッドライトを装備していました。
デビュー当初は4.7リッターのV型8気筒自然吸気エンジン(310bhp/6,000rpm)を搭載していました。1969年にはエンジンを4.9リッター(335bhp/5,500rpm)に拡大し、1973年まで生産されました。

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■2代目ギブリ(1992年~1998年)

1992年に「ギブリ」の名称が復活したこのモデルは、2ドアのノッチバック・スタイルを採用したラグジュアリー・クーペで、内外装の小変更を行いながら、1997年モデルまで生産され、後継の3200GTへとバトンタッチされました。
エンジンは、輸出用の2.8リッターのV型6気筒ツインターボエンジン(284bhp/6,000rpm)とイタリア国内向けの2.0リッターのV型6気筒ツインターボエンジン(306bhp/6,250rpm)が用意され、2.8リッターモデルは1,063台、2.0リッターモデルは1,157台が生産されました。
1997年には、スパルタンな仕様のギブリ・カップが追加され、2.8リッターモデルは15台、2.0リッターモデルは60台が生産されました。

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■3代目ギブリ

3代目ギブリは、クアトロポルテよりも小型の4ドアセダンとして登場する予定です。

グラントゥーリズモ スポーツを先行展示

会場では、Maserati Day参加者限定で、2012年11月13日発表、同日発売開始のグラントゥーリズモスポーツが先行展示されました。

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グラントゥーリズモ スポーツは、グラントゥーリズモ Sの改良モデルで、2012年3月のジュネーブ・モーターショーでデビューしました。新型のV型8気筒4.7リッターエンジン(460ps/7,000rpm)を搭載しています。
外観はフロントバンパーが変更され、エンジンとブレーキの冷却性向上が図られており、ヘッドライトはLEDを使用しています。
インテリアに目を移すと、シートやステアリングホイールの形状が変更になり、新デザインに移行していることがわかります。
また、排気系にも手が入っているようであり、グラントゥーリズモ スポーツをイタリアで試乗されたMCJ越湖会長によれば、グラントゥーリズモ Sとは違った排気音を楽しめるとのことでした。
トランスミッションは、乾式ツインプレートクラッチを内蔵した6速電子制御セミオートマチックの「MCシフト」と、ZF社製の6速オートマチックの「MCオートシフト」の2タイプが用意されます。

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オーナーインタビュー

Maserati Day恒例のオーナーインタビュー。これは、各オーナーさんに愛車の自慢のポイントを語っていただき、MCJ越湖会長がまとめるというものです。

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3200GTのオーナーでもあり、今回、スパイダー 90th Anniversaryで参加された長山さんのインタビューでは、ブーメランのような形状のLEDテールランプが特徴的な3200GTについてのお話しを伺うこともできました。長山さんによれば、究極の3200GTは初期型ではないかとのことです。初期のマニュアルトランスミッションモデルは、ドライブ・バイ・ワイヤによるアクセルレスポンスの味付けが過激で、普通の人が乗るとエンストするかホイルスピンするかのどちらかだったようです。

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程なくして、ランチが到着。秋晴れの空の下で、イタリアンなランチをいただきながら、ゆったりとした時間が流れて行きます。

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ランチの後もオーナーインタビューが続きます。
MCJメンバーでない方もお一人ずつ紹介され、自己紹介および愛車紹介が行われました。

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ファンジオカップ(カートコース走行)

アルゼンチンのレーシングドライバーであり、マセラティとの縁が深いファン・マヌエル・ファンジオの名前を借りて行われた「ファンジオカップ」。
これは、カートコースを実行委員の皆様が予め定めた規定タイムに一番近い速度でチェッカーフラッグを受けた人が勝つというもの。決してスピードを競うものではありません。

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カートコースを一周した後は、マセラティのトランスポーターの前で記念写真撮影も行われました。

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やがて日も傾き、初日の屋外でのイベントは無事終了。ホテルにチェックインし、毎回恒例のディナーパーティとミッドナイトパーティで、マセラティ愛好家同士の楽しい語らいが笑い声とともにいつまでも続いたようです。

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コンクールデレガンス表彰 今回のグランプリはギブリスパイダー

Maserati Day恒例のコンクールデレガンス。初日と2日目の両日参加の車両が対象となります。年代別に3つのクラス分けがされ、グランプリ賞はクラスに関係なく選ばれます。
選考時間は開幕からディナーパーティの開始時点まで。オーナーインタビューの内容なども参考にし、パーティの入り口にある投票箱に選考結果を投函します。
その結果は以下の通りです。
表彰は、例年通り、ディナーパーティの席上で盛大に行われたようです。

■グランプリ賞

今回のグランプリ賞は、ギブリスパイダーで参加された紅粉さんに贈られました。
ギブリスパイダーがMaserati Dayに参加するのは、19回の歴史の中で初めてのことだそうです。
ギブリスパイダーは、2代目ギブリのコンバーチブルモデルです。
当初は、V型8気筒4.7リッターエンジン(310bhp/6,000rpm)を搭載していましたが、1973年にV型8気筒4.9リッターエンジン(335bhp/5,500rpm)搭載のギブリスパイダーSSが追加されました。
1969年からの5年間で125台が生産され、その5分の1がギブリスパイダーSSだったと言われています。

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「5年以上から、この個体がレストア中であることを知っていましたが、当時のユーロは高く、購入をためらっていました。ここにきて、ユーロが安くなり、思い切ってギブリを手放して手に入れました。イタリアでレストアされた内装が素晴らしいです。満足がいく状態になるまで、2年くらいかけてじっくり仕上げたいと思います。」

■ベストクラシコ賞(ベストヴィンテージ)

ベストクラシコ賞(ベストヴィンテージ)は、ミストラルで参加された黒田さんに贈られました。
ミストラルは、当時のイタリアン・クーペらしいスタイルの、ロングノーズ・ショートデッキの美しいボディを纏い、1963年11月のトリノモーターショーで初代クアトロポルテとともに発表されました。ボディは、ピエトロ・フルア率いるカロッツェリア・フルアによるものでした。
発表時は3.5リッターであった直列6気筒自然吸気エンジンは、発売時には3.7リッター(245bhp/5,500rpm)に拡大され、さらに1966年には4.0リッターエンジン(265bhp/5,200rpm)のモデルが加わり、1970年までに約800台が生産されました。ミストラルの名称は、アルプスからフランス南東部に吹き下ろす局地風を指し、その後、マセラティは車名に「風」を表す文字を使うようになります。

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「今回のMaserati Dayの参加のために、内装をやり直しました。当初はドアの内張りだけを直す予定でしたが、ダッシュボードも直しました。」

■ベストセミクラシコ賞(ベストセミヴィンテージ)

ベストセミクラシコ賞(ベストセミヴィンテージ)は、ロイヤルで参加された奥隅さんに贈られました。
ロイヤルは、3代目クアトロポルテのマイナーチェンジ版で、モデル名が改称されるとともに受注生産モデルとなりました。
マイナーチェンジに伴い、V型8気筒4.9リッターエンジンは、最高出力が300bhpに引き上げられました。
オーナーの中の一人には、第7代イタリア大統領のアレッサンドロ・ペルティーニ氏が含まれていたことでも知られています。

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「私は映画の影響を強く受けています。ゴッドファーザー PART IIIの主人公が乗っていたロイヤルにあこがれ続けていました。イタリアのオペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティさんも乗っていたようです。このロイヤルの出物を見つけた際、これを逃したら一生で会うことはできないだろうと思い、クルマ道楽の集大成として手に入れました。」

■ベストモデルノ賞(ベストモダン)

ベストモデルノ賞(ベストモダン)は、スパイダー 90th Anniversaryで参加された長山さんに贈られました。
スパイダー 90th Anniversaryは、マセラティ社の創立90周年を記念し、2004年(日本国内では2005年3月5日)に世界限定180台で発売された特別モデルで、専用設計の前後スポイラーやサイドスカートなどが装備されています。

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「今日は3200GTではなく、スパイダーで参加しました。ロングホイールベースの3200GTに対し、スパイダーはショートホイールベースです。はっきり言ってまっすぐ走りません。本来のマセラティがグランツーリスモ的な性格であることを考えると、3200GTの方がマセラティらしく、スパイダーは遊びのクルマと言えるかもしれません。」

■ボラーニ賞

ワイヤースポークが似合うクルマが表彰されるボラーニ賞は、セブリングで参加された吉村さんに贈られました。
ボラーニ社は、1922年に設立された自動車用ホイールメーカーで、当初からセンターロック式のワイヤーホイールを開発し、特に、1950年代から1960年代にかけてイタリア製レーシングカーの多くに採用されたことから、その名声を不動のものとしました。
セブリングは、マセラティ初の量販車となった3500GTの後を受け、1964年に発表された2+2のクーペです。ボディは、カロッツェリア・ヴィニャーレによるものです。
ルーカスのインジェクションにより燃料供給される直列6気筒3.5リッターエンジン(235bhp/5,500rpm)を搭載しています。

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「このセブリングの一番気に入っているところを一言で表せば、まずはデザインの良さです。」

■アンサ賞

良い音を発していたクルマが表彰されるアンサ賞は、ボーラで参加されたMCJ越湖会長に贈られました。
ボーラは、1971年のジュネーブ・モーターショーで発表されました。マセラティが初めて大量生産したミッドシップモデルで、V型8気筒4.7リッターエンジン(310bhp/6,000rpm)と4.9リッターエンジン(330bhp/5,500rpm)搭載モデルがあります。
デザインは自らのイタルデザイン社を興した時期のジウジアーロが担当し、ステンレスパネルで仕立てたルーフが特徴です。
デビュー当時は、マセラティの親会社がシトロエンであり、ハイドロニューマティックの技術がブレーキ、ポップアップ式のヘッドランプ昇降、パワーウィンドー/シートなどに導入されました。

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創立100周年へカウントダウン

自動車史上に燦然と輝くマセラティの歴史は、イタリアのピアチャンザで機関車の運転士をしていたルドルフ・マセラティとキャロリーナ夫妻の間に生まれた7人兄弟の長兄、カルロ・マセラティが、自動車工場で働く傍ら開発した196ccの4サイクル単気筒エンジンを自転車のフレームに取り付けた「カルカーノ」にその起源を見ることができます。1890年代の後半のことです。

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その後、トリノのフィアット社、ミラノのビアンキ社で研鑽を重ね、その才能を開花させたカルロでしたが、1910年、病に倒れ、30歳を目前にしてこの世を去ってしまいます。
カルロの遺志を受け継いだ4男のアルフィエーリは、苦労の末、1914年12月1日にアルフィエリ・マセラティ工房株式会社を設立、イタリアのボローニャの旧市街中心部ペポリ通りにオフィスを構えました。これがマセラティの創立です。

2014年12月1日、記念すべき創立100周年の日を迎えます。

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来年のMaserati Dayは20周年の節目となる開催となります。また、マセラティも創業100周年を目前とし、ますます盛り上がることでしょう。

○Maserati Club of Japan(MCJ)についてはこちらから。
Maserati Club of Japan Web
http://www.maseraticlub.jp/

○マセラティについてはこちらから。
マセラティ ジャパン オフィシャルサイト
http://www.maserati.co.jp/

○18th Maserati Day(JAIAレポート)についてはこちらから。
https://www.jaia-jp.org/attractive/maserati1110/

○17th Maserati Day(JAIAレポート)についてはこちらから。
https://www.jaia-jp.org/attractive/maserati-2/

19th Maserati Day フォトギャラリー

本記事の取材は、2012年10月に行いました。