JAIA 日本自動車輸入組合
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マセラティ・フェスティバル2012

2012年6月11日


~仙台から香川・広島まで全国各地のマセラティのオーナーとそのご家族・ご友人約400名が参加~

2012年5月13日(日)、マセラティ・ジャパン主催のマセラティ・フェスティバル2012が富士スピードウェイにおいて開催されました。

快晴に恵まれた当日、会場には231台もの新旧マセラティと、400人以上の参加者が来場し、大いに盛り上がりました。

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この日のプログラムは、マセラティグランカブリオフェンディや、ブルガリジェラルド・ジェンタオクトマセラティスペシャル・エディションなどの、コラボモデルがお披露目されました。また、ドライビングスクール、コンクールデレガンスなど、大人たちが楽しめるものから、スロットカーや、サッカーボールを使ったストラックアウトなど子供たちが楽しめるイベント、そして、女性にはイタリアンスイーツを楽しめるカフェテラスや、ランチサービスでは本格的なイタリアンブッフェが用意されるなど、来場者全員が笑顔で一日を楽しめるよう工夫が凝らされていました。

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ブルガリジェラルド・ジェンタオクトマセラティスペシャル・エディション

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美味しいイタリアンやスイーツ

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マセラティMC12のスロットカーレース

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ストラックアウト

■マセラティグランカブリオフェンディのお披露目

最初にお披露目されたのはグランカブリオフェンディです。全世界50台限定モデルで、日本では2台が販売されます。「フェンディとマセラティに共通するDNAはクラフツマンシップとハンドメイドです」とは、フェンディ・ジャパン・カンパニー CEO ジャン・フィリッポ・テスタ氏の弁。マセラティ・ジャパンCEOファブリッツィオ・カッツォーリ氏も、「フェンディというブランドはまさに我々を鏡の中に見ているようです」と言い、両社がコラボレーションすることは当然の成り行きであったと考えていると述べました。
デザインは、フェンディ家3代目のデザイナー、シルヴィア・フェンディ氏が担当しており、ホイールやシートをはじめ様々な個所に、フェンディのロゴである“ダブルF”があしらわれています。また、フェンディのコレクションのひとつである“セレリア”に使われている、クオイオロマーノという最高級レザーをシフトレバーブーツとインスツルメントパネルカバーに採用しています。そして、ボディカラーは、“グリージョ フィアンマ フェンディ”と名付けられた、玉虫色がかったダークグレーのスペシャルカラーです。表面にはゴールド仕上げが施され、独特の雰囲気を醸し出していました。

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■ドライビングスクール

希望オーナーを対象にした、松田 秀士氏、佐藤 久実氏、荒 聖治氏らプロドライバーによるドライビングスクールも開催されました。自分のマセラティで、普段体験することのできないウェットでのフルブレーキングや、スラローム走行などを行い、ドライビングアドバイスを得ていました。

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■コンクールデレガンス

コンクールデレガンスには70台がエントリー。来場者とともに、マセラティ・ジャパンCEOファブリッツィオ・カッツォーリ氏や、工業デザイナーで、元ピニンファリーナのデザインディレクターのケン・奥山氏らが加わり審査が行われました。

カテゴリーと受賞車は以下の通りです。

  • クラシコ(クラシックマセラティ~ロイヤルまで):『A6GCS』
  • セミクラシコ(ビトゥルボ系 クワトロポルテIV、ギブリII、3200GTまで):『ギブリII』
  • モデルノ(クーペ、スパイダーなどV8NA系以降、現行車種まで):『グランカブリオスポーツ』
  • グランプリ:A6GCS

グランプリ受賞車A6GCSのオーナーであるタレントの堺正章氏は、「クルマが選ばれたことを僕よりもクルマが喜んでいると思います。賞に入ったなという予感はしていましたが、このようにグランプリをもらえるとは思いませんでした」とコメント。また、「これまでマセラティを複数保有したこともあり、自分も頑張ってマセラティをずっと愛して来ていて、それが報われたということだと思います」と笑顔で語りました。

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コンクールデレガンスの受賞車たちと、スピーチをする堺正章氏

さらに、ケン奥山氏も、各受賞車について、自身のエピソードを交えながらコメント。
グランカブリオスポーツ。「1998年にはベースのデザインが決まっていましたが、量産化がなかなか決まりませんでした。そのうちに、フェラーリカリフォルニアが先行することになり、マセラティをベースに開発が始まったのです。しかし、ボディが鉄板からアルミに変わるとクルマは全く変わります。寸法や色々なレイアウトは似ているところがありながら、カリフォルニアはマセラティとは全く違うクルマになったのです。
そして、カリフォルニアはハードトップを採用したのに対し、エレガントを重視して軽量化も重視して、グランカブリオはソフトトップを採用しました。マセラティというブランドは、やんちゃな子供ではなく、大人に乗ってもらいたいクルマです。自分の人生の中でやっと自分で買いたいと思い、そして買えることが出来たのがこのクルマです」。

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ギブリII。「いまのご時世、クルマはどんどん大きくなっていますが、この大きさが良かったのです。マルチェロガンディーニという天才がデザインしたクルマで、僕もトリノ郊外の彼の住んでいるお城に行ったことがあります。そこで、非常に優雅な暮らしをしながらたった一人でデザインしているのです。そのマルチェロガンディーニが、ドアはビトゥルボ系を維持するなどという制約が多い中、非常にきれいなフェンダーを構築したりしました。フロントのウインドシールドの下に、ひとつ小さな隠れたスポイラーがあるのですが、これできれいに風をウインドシールドに流し、虫が付かないようにするなど、色々な工夫がされています。いま改めてこの寸法を見てみると、非常にきれいで、またこういうコンパクトなクルマが改めていいなと思いました」。

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A6GCS。「僕にとっては非常に思い入れの深い名前です。クワトロポルテをデザインした時に、A6GCSのクルマを隅々まですべて見ました。グリルの形から、全体の佇まいから、マセラティというデザインランゲージを探ったのです。マセラティのデザインはフェラーリとは違い、独自の非常に男性的で筋肉質なデザインの言葉があります。戦後の混乱期に、それを最初に表現したのがこのA6GCSなのです。レイアウトからすると全くのレースカーですが、左側のドライバーにほんのちょっと場所を与えるために、エンジンやトランスミッション、ドライブシャフトを右側に若干寄せています。その中で、これほどタイトな空間の中にありとあらゆるレースカーのコンポーネンツを入れながら、なおかつ路上を走れる。僕はこういうクルマが欲しいと思って、自分でKO7という自分の名前を付けたタイヤがむき出しになっているクルマを作っています。でも、実際に作るというのは、そのクルマのジオメトリーやコンポーネントやコスト、生産の効率を考慮しなければなりません。このようなことにこだわらない、世の中がそれほど複雑になる前の一番ロマンチックで良かった、戦後の混乱期の1947年という時代に生まれた歴史的に価値のあるクルマなのです」。

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ケン奥山氏

■コースイベント

エンジョイファミリー走行やアクティブファミリー走行など、ペースカーの先導で、文字通り家族や友人を乗せてのサーキット走行が行われました。また、これ以外に、前述のプロドライバーの運転するクワトロポルテやグラントゥーリズモに同乗できるサーキットタクシーのプログラムも組まれ、抽選で6名の方が、プロによる限界走行を体験し、マセラティのポテンシャルの高さに改めて感心していました。そのサーキットタクシーと同時に、コースにはレーシングモデルであるMC12も登場。その迫力に観客は圧倒されていたようです。

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そして、フィナーレは参加車によるパレードラン。次々とピットロードを後にするマセラティの数は200台以上。先頭車両がストレートに戻ってくるころに、やっと最後尾がコースインするという、まさに、富士スピードウェイをマセラティが埋め尽くす光景となりました。そして、周回を終えてピットロードへ戻ってくると、マセラティ・ジャパンのスタッフが、一台一台のクルマにカーネーションをプレゼントしました。そう、この日は母の日だったのです。

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○マセラティについてはこちらから。
マセラティ ジャパン オフィシャルサイト
http://www.maserati.co.jp/

マセラティ・フェスティバル2012 フォトギャラリー

本記事の取材は、2012年5月に行いました。