JAIA 日本自動車輸入組合
Menu

ITS-SAFETY 2010 公開デモンストレーション

2009年3月16日


~輸入車も実証実験に参加~

ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)とは、最先端の情報通信技術を用いて人と道路と車両とを情報でネットワークすることにより、交通事故、渋滞などと いった道路交通問題の解決を図ることを目的に構築する新しい交通システムです。
皆様ご存知のカーナビゲーションシステム、VICS(道路交通情報提供サービス)、ETC(自動料金支払システム)、HELPNET(緊急救急システム)、バスロケーションシステム(バスの現在地やバス停での待ち時間を案内)もITSの一つです。

2009年2月25日から28日の4日間、東京のお台場地区において、ITSの公開デモンストレーション「ITS – SAFETY 2010」が実施され、海外からアウディ、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンの輸入車3ブランドが参加しました。

メルセデス・ベンツS550 LONG

フォルクスワーゲンパサートCC ASV4/DSSS

アウディ A3 スポーツバック 2.0TFSI クワトロ

「ITS-SAFETY 2010」とは?
世界一安全な道路交通社会の実現に向けて、ITSによる安全運転支援システムを政府と民間が協力して実用化し、2010年度から事故多発地点を中心に全国展開の開始と普及促進を図る取り組みです。


拡大画像 出典:内閣官房

この取り組みでは、ITSによる安全運転支援システム推進のために、関係省庁(内閣官房、警察庁、総務省、経済産業省、国土交通省)及び産業界の代表 (ITS Japan、日本経済団体連合会)で構成するITS推進協議会が主体となり、2008年度から全国9ヶ所(北海道、茨城、栃木、東京、神奈川、新潟、愛 知、京阪神、広島)の一般道路・高速道路で大規模な実証実験を実施しています。JAIAもこの実験に協賛しています。

今回、この大規模実証実験の一環として、一般国民の皆様にこれまでの取り組みや実験の内容、結果等を知っていただくために、東京都臨海副都心地区(お台 場)及び首都高速道路周辺の公道において、通信を利用したITS安全装置装備車のデモ走行や、特設会場での先進安全自動車(ASV)のデモンストレーショ ン展示やシンポジウムが行われました。デモ走行では、一般から同乗者を募集した同乗試乗会も実施されました。


拡大画像 出典:ITS-SAFETY2010 ホームページ

公開デモンストレーションでは、
・車車間通信により車両の速度や走行方向を近隣の他車と情報交換して、衝突事故を未然に防ぐようドライバーに注意喚起を促すシステム(ASVプロジェクト)、
・光ビーコンを利用した路車間通信による周辺の歩行者、自転車、他車両の動きを検知して、接触事故を未然に防ぐようドライバーに注意喚起を促すシステム(DSSSプロジェクト)、
・電波ビーコンを利用した路車間通信による前方の渋滞情報や高速道路上の合流情報などを知らせ、ドライバーに注意喚起を促すシステム(スマートウェイプロジェクト)の3つのプロジェクトの実験の模様が公開されました。

輸入車では、アウディがスマートウェイ、メルセデス・ベンツがASV、DSSS、スマートウェイ、フォルクスワーゲンがASV、DSSSの各システムを搭載しました。

お台場周辺の試乗会場では、国産車を含む約30台があらかじめプログラムされたスケジュールで試乗コースを走り回り、前方の渋滞情報や高速道路での合流情 報、交差点での右左折の際や見通しの悪い交差点での出会い頭の際の他車情報など、道路に設置された機器や他車から発せられた情報を受信し、車両に備え付け られたディスプレイに様々な注意情報が発せられる様子を体験することができました。

また、展示会場では、メルセデス・ベンツの最新技術を用いたプレセーフ技術のデモンストレーション展示が行なわれました。

公開デモンストレーションは終了しましたが、この大規模実証実験は引き続き行なわれます。この成果をもとに、2010年度からの事故多発地点への安全運転支援システムの導入が期待されます。

本記事の取材は、2009年2月に行いました。