2007年7月5日
2007年6月22日、ダイムラー・クライスラー日本(株)(以下、DCJ社)は、中核モデルであるメルセデス・ベンツCクラスを7年ぶりにフルモデルチェンジし、日本市場への投入を発表しました。
DCJ社は、22日~24日の3日間、プレス発表と一般ユーザー参加の試乗会を兼ねた大規模なイベント、「オールニューCクラスプレミア」を渋谷区代々木公園で開催し、約6000人が来場しました。メディアも注目するこのイベントを取材しました。
梅雨にもかかわらず、当日は快晴。代々木公園の特設会場には開場前から並ぶ人も。
今回は、DCJ社メルセデス・ベンツカーグループ、コミュニケーション部部長の永久さん、商品企画部副部長の根來さんにお話を伺いました。
-新モデル発表とユーザー試乗会の同時開催は珍しいとききますが?
永久:新車発表はプレス向けの発表・試乗という形が通常で、多数のユーザーを招いての試乗イベントを一緒に行うことは、 DCJとしても特別です。22日のオープニングでは、1200名も来場があり、ユーザーの皆様やメディアから大きな反響がありました。一般参加3000組 が来場しています。また、広報とマーケティングが一体となることで、相乗効果も発揮できると考えました。
会場は特設の大型テントと試乗車のカープールからなる。テント内部はイベントスペース(写真)と、それに続くアバンギャルド、エレガンスそれぞれの展示スペースに分かれている。
-これだけ大規模なイベントを企画された最大の目的は何でしょうか?
永久:ご来場いただき、実際にクルマを見て、触れて、乗っていただくこと。体験して違いを感じていただくことです。かつて は、試乗いただけるモデルが限られていたこともありましたが、最近は横浜赤レンガ倉庫や神戸での大規模な試乗イベントも成功させることができ、これからも 積極的に試乗機会を増やしていこうとしています。
-試乗を重視されているということですね?
永久:はい。試乗は、プロスペクト(潜在顧客)の掘り起こしにつながりますし、販売元としては顧客の反応を肌で感じる機会に もなりますので、大変重要な要素と考えています。新たなユーザー層に訴求する上でも試乗機会は重要です。今回も「メルセデス・ベンツは初めて」という方が 来場者の半数を占めています。
-代々木公園というロケーションにも、意味が込められているのですか?
永久:はい。十分な広さの展示スペースが確保でき、試乗ができる場所を選定しました。通常の新車発表ではホテルもよく使われますが、試乗の規模を考えてこの場所としました。
会場裏手には試乗車が待つ。来場者は、代々木公園を一周するコースを試乗できる。22日には試乗車30台が用意されフル稼働した。
-新しいCクラスの特長とは?
根來:まず、エレガンスとアバンギャルドという2つのモデルが用意されています。エレガンスはメルセデス・ベンツの伝統を受 け継ぐ洗練されたデザイン、アバンギャルドはスポーティで精悍な印象を与えられています。メルセデス・ベンツのオーナー層は年齢構成が比較的高めですが、 選択肢を広げることでユーザー層の拡大と若返りをターゲットとしています。また、走る、曲がる、止まるというクルマの基本性能(アジリティ)では、そのバ ランスの良さを感じていただけると思います。
会場エントランスに並ぶ新型Cクラス。スポーティさを強調した「アバンギャルド」(左)とメルセデス・ベンツの伝統的デザインを受け継ぐ「エレガンス」(右)
-最後に、輸入車業界の第一線で活躍されている方として、「輸入車の魅力」をお願いします。
根來:クルマには「コントロール」する大きな喜びがあると思います。それを伝えたくてこの仕事をやっていますから、ぜひクルマに乗って、その良さを感じていただきたいです。
永久:ぜひ、メルセデス・ベンツディーラーへ試乗にお越しください。7月7日~8日は、メルセデス・ベンツ各ディーラーで新しいCクラスの発表となります。ぜひ、ディーラーで試乗してみてください。
今回お話を伺った、DCJ社の根來さん(左)・永久さん(右)。
-ありがとうございました。
○新しいCクラスについてはこちらから。
オフィシャルウェブサイト
http://www.mercedes-benz.co.jp/passenger/car_lineup/c-class/index.html
メルセデス・ベンツ新型Cクラスイベント風景
本記事の取材は、2007年6月に行いました。