2007年4月19日
2006年12月、アウディジャパン(株)は、日本初、世界で10番目となるブランド ショールーム、「アウディフォーラム東京」を表参道エリアに開設しました。日本市場でのアウディブランドのプレゼンスを強化する情報発信拠点と位置づけら れています。JAIAは、オープンから3ヶ月を迎えるフォーラムを訪ね、同社の取り組みを取材しました。
アウディフォーラム東京外観。 明治通りでもひときわ目立つガラス建築。
“氷山”をイメージしたというビルの最上部には、アウディのマークが。
今回お話を伺ったのは、アウディフォーラムマネージャー 内田真澄さんです。
―まず、アウディフォーラム開設の狙いをお聞かせください。
「アウディフォーラムのオープンは、ドイツ、スペイン、香港、ニューヨークなどに次いで東京が10番目となります。日本でのアウディブランドの認知向上と ブランドイメージの訴求が目的です。また、首都圏での販売強化も狙いの一つとして、フォーラムの1Fショールームにはディーラー機能も備えています。」
広々としたレセプションカウンター。エントランス横には商談スペースも。
ディーラー機能も備える1Fショールーム。アウディ世界統一CI(CD)による シックなインテリアに最新モデルが並ぶ。地下にはハンドオーバー(納車)スペースもある。
ショールーム一角にあるアクセサリーコーナー。アウディ純正アクセサリーに加え、 アウディデザイングッズも充実している。
―フォーラムの果たす役割とは何ですか?
「アウディフォーラムは、車の展示だけでなく、アウディの付加価値を訴求していく情報発信の場という役割を担っています。そのため、2Fブランディングフロアでは、フォーラムを起点とした様々なイベントや、アート・文化活動とのコラボレーションを展開しています。」
2Fブランディングフロアに展示された、アウディの前身、ホルヒ。
―ちょうど今、映画「さくらん」とのコラボ企画をされているそうですが。
「はい。3月20日から4月1日の期間、映画「さくらん」監督の写真家蜷川実花さんらが表現する映像美や斬新さにアウディが賛同して、制作に参加したクリ エーターの作品を2Fブランディングフロアで展示しています。今、フォーラムには桜や装花が飾られていますが、これは映画でもフラワーアレンジメントを担 当された東信氏がプロデュースされたものです。今後もフォーラムでは、ミニコンサート開催など毎月イベントを企画していきます。」
「Audi Forum Tokyo × さくらん」として、2Fブランディングフロアでは「さくらん」撮影に実際に使われた茶屋のセットを展示。フォーラムを彩る装花は、フラワーアーティストとして国際的に活躍する東信氏によるもの。
―表参道という立地を選ばれたのも、フォーラムの役割と関係がありますか?
「はい。表参道はトレンドの発信地であり、プレミアム感の強いエリアですので、ブランディングという点では理想的なロケーションと考えています。広範囲か ら来場があり、お客様の年齢層も幅広いという特色があります。フォーラムで買いたいと、遠方から来店されるお客様もいらっしゃいます。」
明治通りに面したエントランスに立つ、Audiのサインポスト。
―アウディの販売に携わる方々にとっての、フォーラムの意味とは?
「現在、アウディは全国に98ヵ所の販売拠点を展開していますが、アウディフォーラム東京は、日本におけるアウディのランドマークとなります。アウディ フォーラム東京の開設は、ドイツのアウディ本社がそれだけ日本市場を重要視していることの表れですし、全国のディーラー様に対しても、日本に根ざしてビジ ネス展開していくというアウディの姿勢を具体的に示すことができる存在と言えます。」
アウディフォーラムのCI(CD)の特徴となっている壁面のイルミネーション。1万通りのカラーバリエーションがあるという。取材時は春を思わせるピンクに。
―最後に、今後のイベント予定をお聞かせください。
「4月には、Q7の3.6リッター発表があります。また、T.Tロードスターの発表に合わせて、イベント期間中、フォーラムにカフェをオープンする予定ですので、ぜひご来場ください。」
今回お話を伺った、アウディフォーラムマネージャー 内田真澄さん。
―ありがとうございました。
○Audi Forum Tokyoをもっと詳しく知りたい方はこちらから。
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/aft.html
本記事の取材は、2007年3月に行いました。