JAIA 日本自動車輸入組合
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Audi Circuit Experience 2010

2010年12月10日


~Audiの真価を確かめる特別な一日~

アウディジャパン株式会社は2010年11月6日(土)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)でAudi Circuit Experience 2010 Round4を開催しました。

Audi Circuit Experience は、Audiのパフォーマンスをサーキットで体感するイベントです。
2010年はフォーミュラ・ニッポンの予選日にあわせて開催され、5月22日(土)のツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)を皮切りに、7月17日(土)にはRound 2が富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で、9月25日(土)にはRound 3がスポーツランドSUGO(宮城県柴田郡村田町)で行われ、これらに続くRound 4が、素晴らしい秋晴れの一日となった鈴鹿サーキットで行われました。

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当日、会場の鈴鹿サーキットに足を運ばれたお客様は約90名。
半数はアウディ正規販売店を経由して申し込まれたアウディのお客様で、半数はアウディジャパンの公式ホームページを通じて申し込まれた方となります。お客様ご自身のアウディか、アウディジャパンが用意したアウディのハイパフォーマンスモデルでサーキット走行を体験することができました。

イベント当日は、サーキットでのパレード走行とアクティブ走行(高速走行)の体験、VIPルーム(ホスピタリーラウンジ)からのフォーミュラ・ニッポン(予選/フリー走行)観戦、パドックへの入場、グリッドウォーク、ピットツアーなどのメニューが用意されました。

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アウディジャパンが用意したのは、SやRSなどの各モデルです。
Audi TTS、Audi TT RS、Audi S3 Sportback、Audi S4、Audi S5、Audi RS 6、Audi S8、Audi R8

お客様がサーキット走行を行うのは、国際レーシングコース。1962年9月に完成したこのコースは、18のコーナー(10の右コーナーと8つの左コーナー)から構成され、全長は5.8キロあります。F1をはじめとする数々の国際レースで名勝負が行われた場所です。

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拡大画像

メインストレート 約800メートルの直線です。
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第1・第2コーナー 下り勾配のストレートから一気に減速して進入するオーバーテイクポイントです。
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S字コーナー アルファベットのSの形状をしたテクニカルなコーナーです。
逆バンク 通常のコーナーは、外側に向かって傾斜(バンク)がついていますが、ここはその傾斜が無くフラットなため、高速で走行すると、逆に傾斜しているような錯覚に陥ります。
ダンロップコーナー コース全体の中で、もっとも上り勾配のきつい地点です。高速コーナーのため、大きな横Gがかかるハードなコーナーです。
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デグナーカーブ 1962年にデグナー選手(旧西ドイツのライダー)が転倒したために、その名が付けられました。元々は一つのコーナーでしたが、1987年の改修により、R15とR25の右カーブが連続するコーナーになりました。
ヘアピンカーブ ヘアピンに似た形状からそう呼ばれます。デグナーカーブを立ち上がり、加速した車両が一気に減速するタイトな低速コーナーです。
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200R ヘアピンを抜けた車両が一気に加速していく高速コーナーです。
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スプーンカーブ 60Rから200Rまでの5つのコーナーから構成されるテクニカルな複合コーナーで、ティースプーンのような形をしていることから命名されました。その脱出スピードが西ストレートでの最高速を左右します。
西ストレート 約1キロにおよぶ直線で、コースの中で最高速度がマークされるポイントです。現在までの最速は、F1ドライバーのキミ・ライコネン選手が記録した328.6キロです。
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130R 西ストレートからわずかの減速で進入する130Rは世界的にも有名な超高速コーナーです。2003年の改修で85Rと340Rがつながった複合コーナーとなりました。
カシオトライアングル 右-左と低速コーナーが連続するシケインです。オーバーテイクポイントの一つです。
最終コーナー 長い下りの右コーナー。ここの立ち上がりがメインストレートのスピードの乗りを左右します。

スペシャルゲスト

今回は3人のレーシングドライバーがスペシャルゲストとして招かれました。
トークショーで、ゲストの皆さんとアウディの関わりやフォーミュラ・ニッポンの見どころなどのお話を聴くことができた上に、抽選でサーキットタクシーのチケットを勝ち取った方に国際レーシングコースの同乗走行がプレゼントされました。

■荒 聖治選手

千葉県出身のレーシングドライバーで、2004年にはAudi R8でル・マン24時間レースに参戦し、日本人として2人目となる総合優勝を成し遂げています。

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2002年から2004年までアウディでレースに出ていた経験から、アウディのクルマづくりを「レースで磨いたことを市販車にフィードバックし、逆に市販車で重要なことをレースで活かしている」とコメントされました。
スロットルのレスポンスが良く、欲しいところでパワーが出る直噴のFSIエンジンもお気に入りのようです。

■アンドレ・ロッテラー選手

ドイツ・デュイスブルク出身のレーシングドライバーで、フォーミュラ・ニッポンやSUPER GTで活躍されています。

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アンドレ・ロッテラー選手は、2010年の第78回ル・マン24時間レースで「Audi R15 TDI」を駆り2位となりました。普段は、アウディTTRSに乗っており、エンジンサウンドや俊敏性を気に入られているとのことです。

■藤井 誠暢選手

岐阜県出身のレーシングドライバーで、現在は、SUPER GT 300で活躍されています。
各メーカーのドライビングレッスンのインストラクターもされています。

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当日は、鈴鹿サーキットの走り方をわかりやすく解説してくださいました。
コーナーの数が多く、しかも、高いスピードで曲がるコーナーが多い鈴鹿サーキットは、進入時に曲がることができても出口でコース幅が足りなくなることが多いので、特に先が見えないコーナーは十分に減速し、コーナーを曲がってから加速感を楽しむのが、早く安全に走るコツとのことです。

パレードラン

パレードランは、最高速度が120km/hに制限され、ヘルメットの着用は不要です。同乗も可能です。
参加のお客様はEパドックと呼ばれるエリアに集合し、東のショートカットコースからコースインしました。

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ストレート上に4列に整列し、記念撮影を行ってから出発、フルコースをパレードランしました。

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パレードランは、フォーミュラ・ニッポンのピットウォークの時間に行われましたので、スタンドからもピットからもアウディの隊列は注目の的でした。

フォーミュラ・ニッポン第7戦の予選を観戦

昼食の後は、荒 聖治選手と藤井 誠暢選手の楽しい解説を聴きながら、ホスピタリティラウンジからフォーミュラ・ニッポン第7戦の予選を観戦しました。

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フォーミュラ・ニッポン第7戦は2レース制となり、11月7日の決勝レースは20周のRace1と28周のRace2で行われます。予選は3回(Q1、Q2、Q3)に分けて行われ、Q1の結果で決勝Race1のグリッドが、Q1からQ3までのすべての結果で、決勝Race2のグリッドが決まります。

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アクティブラン

フォーミュラ・ニッポンの予選が終わった15時15分からは、皆さんお待ちかねのアクティブランです。
ヘルメットを装着の上、ストレートでは180km/hもの速度で走ることができます。一般公道では出すことのできない速度域で、アウディの4WDシステム・クワトロによる安定した挙動と旋回性能などを十分に体感することができたようです。

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今回は、「ピット・トゥ・ピット」と呼ばれる1周してすぐにピットへ戻り、また1周するという形式で走行が行われました。

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今年はクワトロ生誕30周年

近代アウディ発展の歴史は、クワトロシステムの歴史といえるでしょう。

1980年春のジュネーブショーで発表され、同年11月にその名も「クワトロ」というモデルに搭載され市販が開始されたこのシステムは、それまでは、悪路を走破するための主にオフロードカーの装備としてパートタイム方式が採用されていた4WDシステムを、エンジンパワーをより確実に路面に伝えるための手段として、センターデフを用いることにより前後車輪の回転差問題を解決したフルタイム方式としたことが特徴で、4WDシステムの概念を覆すほどの画期的な技術でした。

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特に、1981年から参戦した世界ラリー選手権(WRC)では、「構造が複雑になり、重量が増えるだけで不利」という批判的な前評判に対し、緒戦のモンテカルロ・ラリーのSSでは圧倒的な速さを見せつけ、翌1982年にはメイクス・タイトルを獲得します。

ラリーのレギュレーションがグループ4からグループBへと変更されたこの時代、クワトロシステムを搭載したアウディは常勝ブランドとなり、その結果、他のメーカーも相次いで4WDシステムを搭載したマシーンを投入し、WRC の主役はクワトロをはじめとする4WD搭載車へと完全に移行します。

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このようにラリーフィールドでの実戦で技術を磨いたクワトロシステムは、やがて市販車にフィードバックされ、アウディの新時代の幕開けとなった1994年発表(日本では1995年に発売)のA4およびフラッグシップモデルのA8シリーズでは、より洗練されたものとなり、以降、前後輪の駆動力配分を可変型へと進化させるなど、弛みない改良を重ね、アウディを象徴する技術として世界中のユーザーから支持を受けています。

■アウディクワトロのアイコン、ゲッコー

どのような路面状況でも優れたグリップをもたらし、意のままに「走る、曲がる、止まる」ことができるというアウディクワトロの特徴が、4本の足で地面に吸いつくヤモリ(ゲッコー)のイメージに重なることから、アウディクワトロのアイコンとして採用されています。

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Audiの軽量化技術、アウディ・スペースフレーム(ASF)

アウディを代表するもうひとつの技術に、アルミニウム・ボディの採用があります。

現代の乗用車は、おもにスチール製のフレームとボディとを一体化した「モノコック」構造によるものが一般的ですが、アウディは、1994年発表(日本では1995年発売)の初代A8にオール・アルミニウム製のボディを採用しました。
さらにこれは、一般的な「モノコック」構造ではなく、アルミ押し出し材で基本骨格を組み、それに各ボディパネルを張ったところが特徴で、剛性の確保と軽量化とを同時に実現していました。
アウディはこれをアウディ・スペースフレーム(ASF)の名称で発表しました。

アウディがこのASFの概要を最初に発表したのは1982年で、アメリカのアルミ素材メーカーであるアルコア社との共同開発により、市販化への開発を続け、実現にこぎ着けました。

ASFは、アウディのフラッグシップ・サルーンである歴代のA8に加え、2006年発表(日本では2007年発売)のR8にも採用され、スポーツカーとしての運動性の向上に大きく寄与しています。
また2代目TT(2006年発表)では、ボディの約70%をアルミニウム製としたASFを採用し、スチールと併用することで、ボディの重量バランスの最適化を図るなど、進化を続けています。

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Audi Sモデル、RSモデルラインナップ

アウディの各シリーズにはベーシックモデルに加えて、S-Lineモデル、Sモデル、RSモデルというスポーツ性能を高めたモデルが存在します。その中で頂点に位置するのがRSモデルです。

■S3 Sportback

A3 Sportbackベースのスポーツバージョンで、インタークーラー付ターボチャージャーを組み合わせた2.0リッターの直列4気筒TFSIエンジンを搭載し、最高出力は188kw(256ps)を発揮します。
磁石の力を使ったサスペンション「アウディマグネットライド」がS3専用チューニングを施して装備されています。

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■TTS

TTベースのスポーツバージョンで、大径タービンのターボチャージャーを組み合わせたTTS専用チューンの2.0リッターの直列4気筒TFSIエンジンを搭載し、最高出力は200kw(272ps)を発揮します。
ワイドでローなプロポーションが特徴で、安定した走りを見せます。

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■TTRS

TTのRSモデルで、シリンダー内に大量の空気を送り込むターボチャージャーを組み合わせた2.5リッターの直列5気筒TFSIエンジンを搭載し、最高出力は250kW(340ps)を発揮します。
直列5気筒エンジンとクワトロシステムの組み合わせは、1980年に登場したアウディクワトロの伝統を受け継ぐものです。

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■S4

A4ベースのスポーツバージョンで、3.0リッターのV型6気筒TFSIエンジンに2基のスーパーチャージャーを組み合わせ、最高出力は245kW(333ps)を発揮します。

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■S5

A5ベースのスポーツバージョンで、レーシングテクノ口ジーが息づく4.2リッターのV型8気筒FSIエンジンを搭載し、最高出力は260kW(354ps)を発揮します。

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■RS5

2010年に登場したRS5は、パワーを発生する回転域の幅が非常に広い高回転型の4.2リッターのV型8気筒FSIエンジンを搭載し、最高出力は331kW(450ps)を発揮します。
前後ブリスターフェンダーのワイドボディも特徴です。

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Audi Driving Experience

アウディジャパンは、Audi Circuit Experienceのほかにも、日常走行で起こりうるさまざまな状況を実際に体験するAudi Driving Experienceも積極的に行っています。
今後もアウディが提案するお客様向けのイベントから目が離せません。

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○アウディについてはこちらから。
アウディジャパン オフィシャルサイト
http://www.audi.co.jp/

Audi Circuit Experience 2010 Round4フォトギャラリー

本記事の取材は、2010年11月に行いました。