JAIA 日本自動車輸入組合
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ALFA ROMEO DAY 2012

2012年5月23日


~25周年を迎えたアルファ ロメオの祭典~

2012年5月13日(日)、新緑の富士見パノラマリゾート(長野県諏訪郡富士見町)において、24回目となるALFA ROMEO DAY(アルファロメオデイ)が開催されました。

ALFA ROMEO DAYは、アルファ ロメオのオーナーであれば、新旧のモデルを問わずに参加が可能なイベントです。1988年(昭和63年)から、毎年5月のGW明け恒例のイベントとして開催され、今回は25周年の年にあたります。2011年は、東日本大震災の影響で中止となりましたので、2年ぶりの開催となりました。

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今年はワンデイイベント+前夜祭形式

今回のALFA ROMEO DAYは、ワンデイイベント+前夜祭の形態で開催されました。
イベント前日の前夜祭の会場は、車山高原にあるホテルリゾエックス車山高原(長野県茅野市)です。標高1,560メートルの高所にあり、八ヶ岳連峰を見渡せる素晴らしいロケーションの中で懇親パーティが行われました。当日は絶好の天候に恵まれ、八ヶ岳の裾野の向こうには、富士山を見ることができました。

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そしてイベント当日の5月13日(日)、会場の富士見パノラマリゾート(長野県諏訪郡富士見町)には、318台のアルファ ロメオと619名の参加者が集まりました。この日も絶好のイベント日和です。

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ALFA ROMEO DAY事務局が公式集計した参加台数と人数は次の通りです。

■参加台数:318台

・一般参加車両:300台

Giulietta Sprint:2台、Giulietta Spider:1台、2600SZ:1台、Giulia Coupe:21台、Junior Z:3台、Giulia Spider:12台、Giulia Berlina:5台、Giulia GTA:3台、Montreal:1台、Alfasud:1台、Alfetta GT:2台、Alfa Sei:1台、75(含む Evo):17台、SZ:11台、RZ:5台、145:4台、146:5台、155:20台、164:2台、166:3台、147:32台、156:59台、GT:16台、GTV(916):15台、Spider(916):12台、159:13台、Brera:13台、Spider(939):5台、MiTo:11台、8C Spider:1台、Alfa Romeo Giulietta:3台

・ジュリア誕生50周年特別展示車両(協力:カフェ・ド・ジュリア参加者有志):15台

1966年式Giulia Sprint GT、1967年式Giulia Sprint GT Veloce、1968年式Giulia GT 1300 Junior、1969年式Giulia 1750 GT Veloce、1974年式Giulia 2000 GT Veloce、1973年式Giulia 1300 GTA Junior、1968年式Spider 1750 Veloce、1969年式Spider 1600 Duetto、1969年式Spider 1300 Junior、1965年式Giulia Super、1969年式Giulia 1300 TI、1973年式Giulia Super 1.6、1974年式2000 Berlina、1971年式1300 Junior Z、1973年式1600 Junior Z

・最新車両展示:3台

Giulietta Sprint、Giulietta Competizione、Giulietta Quadrifoglio Verde

■参加人数:619名(当日見学者を含まず)

・オーナー参加者:302名(内2名はアルファ ロメオ以外での参加)
・オーナー同伴者:268名(お子さまを含む)
・特別展示車オーナー:15名
・事務局オフィシャル:12名(AROC of JAPAN)
・ボランティア:22名(TAROC/ASFクラブ員有志)

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ジュリア誕生50周年特別展示

今年は1962年のジュリアシリーズのデビューから50年を迎えました。それを記念して、カフェ・ド・ジュリア参加者有志の方々の愛車が会場に特別展示され、オーナーインタビューが行われました。

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カフェ・ド・ジュリアとは、クラブ・ビッシオーネというアルファ ロメオのオーナーズクラブが主催するイベントで、毎年4月に東秩父村和紙の里(埼玉県秩父郡東秩父村)で開催されています。

ジュリアは、とてもバリエーションの多いモデルです。
まず初めに、1.6リッターエンジンを搭載する4ドアセダンの「ジュリアTI」が1962年6月にデビューしました。当時の量産型エンジンとしては、異例の高出力エンジンを搭載していました。その後、1963年にツーリングカーレース向けにチューンした「ジュリア TI スーパー」が、1964年にジュリエッタ用の1.3リッターエンジンを搭載した「ジュリア 1300」が、1965年に「ジュリア スーパー」が、1966年に1300の高性能版の「ジュリア 1300 TI」が追加されました。

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デビューから10年が経過した1972年には、車種整理が行われ、「ジュリア スーパー 1.3」と「同1.6」に統合され、その後、最終型となる「ジュリア ヌォーヴァ スーパー 1.3」と「同1.6」へと移行します。

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一方、1967年には「1750 ベルリーナ」がデビューしました。これは、ジュリアの名称こそ付かないものの、実質的には「ジュリア スーパー」のスケールアップ版であり、エンジンは同時期にデビューした「ジュリア 1750 GTヴェローチェ」と共通で、シャシーレイアウトもジュリアそのものでしたが、ホイールベースは60㎜延長されていました。1971年には、2.0リッターエンジンを搭載する「2000ベルリーナ」がデビューしました。

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ジュリアの2ドアクーペモデルである「ジュリア スプリント GT」がデビューしたのが1963年10月のフランクフルトショー。その後、1965年3月のジュネーブショーで、4シーターカブリオレの「GTC」とコンペティションモデルの「GTA」がデビューしました。1966年春のジュネーブショーでは、「ジュリア スプリント GT ヴェローチェ」がデビューしました。ヴェローチェとは、「高速」や「素早い」という意味を表します。

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1966年秋には、1.3リッターエンジンを搭載した「ジュリア GT 1300 ジュニア」がデビュー、1968年に「ジュリア 1300 GTA ジュニア」が、1971年には1.6リッターエンジンを搭載した「ジュリア GT 1600 ジュニア」が追加されました。

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1967年に登場したのが、1.8リッターエンジンを搭載する「ジュリア 1750 GT ヴェローチェ」です。1963年以来、初めてボディに変更が加えられ、特徴的なボンネット先端の段が消滅しました。

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そして、1971年に「ジュリア 2000 GT ヴェローチェ」の生産が開始され、これが最後のバリエーションとなりました。

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オープンモデルのスパイダーは、「ジュリア スプリント GT ヴェローチェ」と同じ1.6リッターのエンジンを搭載し、1966年3月のジュネーブショーでデビューしました。世界中からニックネームを募集し、「1600スパイダー デュエット」と命名されました。

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スパイダーは、デビュー翌年の1967年に、ベースとなる「ジュリア スプリント GT ヴェローチェ」のエンジンが1.8リッターに拡大されたことに伴って「スパイダー 1750 ヴェローチェ」となり、さらに1.3リッターエンジンを搭載した「スパイダー 1300 ジュニア」も追加されました。

ジュリアのシャーシーとエンジンをベースとし、ザガートがボディデザインと製造を担当したスペシャルモデルが「ジュニア Z」です。1969年のトリノショーで1.3リッターエンジンを搭載する「1300 ジュニア Z」がデビューしました。1972年に1.6リッターに排気量を拡大し「1600 ジュニア Z」となり、1975年まで製造されました。

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ALFA ROMEO DAY 25周年公開インタビュー

今回は、会場で参加オーナーさんに公開でインタビューする機会をALFA ROMEO DAY事務局からいただきました。
四半世紀にわたる歴史のあるALFA ROMEO DAYの思い出を、参加オーナーさんからの視点で振り返ってみようという企画です。

ご協力いただいたのは、写真右側より、嶋 裕一郎さん、村野 文弘さん、熊坂 昌志さん、大熊 道孝さん、尾形 真一郎さんの5名です。

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聞き役は、ALFA ROMEO DAY事務局長の黛さんと日本自動車輸入組合(JAIA)の石田が行いました。

-まずは自己紹介からお願いします。今回の参加車両、ALFA ROMEO DAYの初参加年と参加回数をお聞かせください。

嶋さん:
今回は、1993年式のRZで来ました。
初参加は1994年(第7回目)です。当時、新車で購入したRZで参加しました。
その後、ほぼ毎回参加しています。

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村野さん:
今回は、2010年式のブレラ イタリア インディペンデントで来ました。
私は1988年に開催された第1回ALFA ROMEO DAYの企画作りに参加しました。それから毎回参加し、今回が24回目となります。
アルファ ロメオには16台乗りましたが、第1回目の参加は、2代目ジュリエッタか75だったと思います。

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熊坂さん:
今回は、先週納車になったばかりの新型ジュリエッタで来ました。
初参加は嶋さんと同じ頃で、1993年(第6回目)か1994年(第7回目)だったと思います。155 TS(8V)で参加しました。
その後、155 V6に乗り換え、何回か参加しました。今回は、10数年ぶりの参加で、回数は6回目だと思います。

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大熊さん:
今回は、1992年式の75 TSできました。
初めてALFA ROMEO DAYの会場を訪れたのは1993年(第6回目)だったと思います。知り合いが乗っていたアルファスッドの付添で参加させていただきました。その際、私はユーノス・ロードスターで会場に来たのですが、入り口で「ダメダメダメダメ」とすごい剣幕で追い出されたのを記憶しています(苦笑)。
その後、アルファ ロメオは4台乗り継ぎ、ここ4年間は毎回参加しています。

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尾形さん:
今回は、2003年式156 V6で来ました。
初参加は、156 TSを購入してすぐの1999年(第12回目)です。それから毎回欠かさず参加し、今回が13回目になります。

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-皆様がある程度の参加回数がおありで、村野さんに至っては皆勤賞ということですので、当時のALFA ROMEO DAYの思い出を伺いたいと思います。まず、ALFA ROMEO DAYが開催される前のお話ですが、アルファ ロメオの正規インポーターは、伊藤忠オートが1982年に撤退し、その後引き継いだ日英自動車がオースチンローバージャパンになってしまったため、1988年に大沢商会が輸入を再開するまで、アルファ ロメオは正規インポーターが存在しないという期間がありました。その空白時代は、サービスや部品供給のご苦労があったのではないでしょうか?

村野さん:
伊藤忠オートが撤退した後、部品は藤栄オートパーツという会社から購入することができましたし、整備については、伊藤忠オート出身のメカニックがさまざまな整備工場でお仕事をされていましたので、ディーラーがなくなって困ったという意識はあまり持っていませんでした。

-第1回ALFA ROMEO DAYが1988年5月に開催され、55台110名の参加があったようですが、その当時から、アルファ ロメオのオーナーさんであれば、誰でも参加できるというスタイルだったのでしょうか?

黛さん:
AROC(アルファロメオオーナーズクラブ)のメンバーが中心となって運営していたので、圧倒的にAROCのメンバーが多かったですが、AROC以外の方もいらっしゃったと思います。
ただ、1980年代以前は、アルファ ロメオのオーナー=AROCという時代だったのも事実です。

村野さん:
当時、故杉原 康弘さんと私、そして黛さんが集まりまして、「もっとポピュラーなクラブにしよう。会員じゃなくても良いじゃないか。アルファ ロメオはインポーター不在で絶滅の危機に瀕しているんだから、もっと台数を増やそうよ。」ということで、AROC会員でなくても楽しめるアルファ ロメオの日を作ろうというのがきっかけでした。それが今のALFA ROMEO DAYの始まりなんです。

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黛さん:
第1回の前に2回ほど、清里のペンションに集まってプレイベント的なことをやったことがあります。「こんなに多くの皆さんが賛同してくれるなら、ALFA ROMEO DAYをやろうよ。」ということで1988年から始まったんですよね。

村野さん:
当時、カーグラフィック誌にAROC会員募集の広告を出したこともあります。
オーナーズクラブというのは、いばっていてけしからんと言われた時代ですからね。

-第1回目の1988年から第21回目の2008年までは、会場に蓼科パークホテルを利用され、時期は毎回5月だったようですね。

村野さん:
5月の連休の後で道も空いているし、宿も空いている。カーグラフィック誌が5月にいつもアルファ ロメオを特集していた時期もあるんですよ。このようなことで、5月の連休の次の土日と、自然に決まったように思います。

黛さん:
このALFA ROMEO DAYの最大の功労者である故杉原 康弘さんが蓼科をとても気に入っていて、ここでイベントができたら良いなという思いから蓼科開催が実現しました。
中央道を使えば、西からも東からも同じような時間で集まれる場所。道は素晴らしいワインディングロードがある。5月は気候も良い。クルマを運転するにはちょうど良い季節。当時はキャブレター式のクルマが沢山ありましたので、渋滞の中で走るのは大変だ。ということでこの日程に決まったように思います。

-1994年に初参加された嶋さんに、初参加の思い出話をお伺いしたいと思います。宿泊参加は相部屋になりますが、初めての参加で抵抗はありませんでしたか?

嶋さん:
初参加は1994年で、その年に念願のRZが届き、当時の勤め先の同僚と2人で参加しました。RZは、スイスのコレクターさんがナンバーを付けずに所有されていたものです。
それ以前にもアルファ ロメオに乗っていましたが、北九州に勤務していたので参加できませんでした。

当時は、土曜日の集合場所が釜無川の河川敷になる前で、韮崎周辺の公園に集まったのですが、私がRZを駐車した場所が、たまたま、村野さんの納車されたばかりの155 Q4の真後ろでした。そこで村野さんに初めてお会いしたわけですが、声を掛けられた最初の一言が、「初めて見る顔だけど君は誰だい?」でした。

相部屋の話をしますと、当時、蓼科パークホテルには、左側にコテージ棟があり、右側にホテル棟がありました。コテージ棟がまさに相部屋だったわけですが、今でもお付き合いしている友人ができましたし、抵抗と言うよりも、むしろ逆に楽しかったですよ。

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黛さん:
相部屋については悲惨な例もありまして、当時は私たちALFA ROMEO DAYの立場が弱かったですから、ホテルから部屋を定員で使ってくれないと困ると言われていました。
最近の参加者には想像もつかないかもしれませんが、ご夫婦で参加されても、お二人が男女別の部屋割となり、ご主人は男同士の相部屋、奥様は女性同士の相部屋ということがありました。男同士は、好きなアルファ ロメオの話で盛り上がって良かったかもしれませんが、奥様は、見ず知らずの女性と相部屋ということもあり、皆さんにご迷惑をお掛けしました。

嶋さん:
当時は、宿泊参加すると土曜日にタイムラリーのイベントがあり、ゴールするとゴール地点の弓木グランドでゲームが待っているんです。私が印象に残っているのは、バックでスラロームするゲームです。デュエットのようなスパイダーが有利でした。
これが和気あいあいとしていて、本当に楽しかったです。

-最初は1泊2日のみのイベントだったALFA ROMEO DAYが、途中から日帰り参加が公認されるようになったわけですが、それはいつ頃からなのでしょうか?

黛さん:
正確には覚えていません。身内のような仲間同士で始めたイベントなので、「日曜日しか来られないのなら、日曜日に来たら。」というようなノリだったと思います。

村野さん:
少し話が戻るかもしれませんが、当時は高速道路が整備されたとはいえ、まだ道が良くなかった。クルマも会場に着くだけでヘロヘロになってしまうのが沢山あったんですよ。
ですから、日帰りだと到着できないクルマが出て、イベントができなくなる場合だってあるわけです。
とにかく、前の日の夜までに来てください。ということで、1泊2日が定着したんだと思います。
今は、クルマの性能も良くなっているし、道路も良くなっている。日帰り参加が多いのは、むしろ当たり前なのかもしれませんね。

黛さん:
またまた口をはさんですみません。
事務局側として感じることなんですが、ALFA ROMEO DAYを続けているうちに、皆様がそれぞれ楽しみ方を見つけてくださったんだと思います。
最初は、1泊2日のイベントでしたけど、日帰り参加が許容されるようになり、少人数の非常に仲の良いグループでどこか近隣の宿に宿泊し、そこでパーティをし、日曜日にALFA ROMEO DAYの会場に行き、ここでしか会えない人に挨拶をする。このような楽しみ方をされる方も増えてきたんだと思います。
日曜日の数時間をコアとして、その前後の時間をどうエンジョイするかは、皆さんの発想が多様化しているように思います。
実際、アンケートを取ると、われわれよりも高級なホテルに泊っていらっしゃる方もいらっしゃいますし(笑)。

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-熊坂さんも嶋さんとほぼ同時期に初参加されていらっしゃいますが、お一人で参加されたのでしょうか?その後、連続で参加されたようですが、そのきっかけをお聞かせください。

熊坂さん:
私は友人と2人で宿泊で参加しました。
当時の宿泊参加の場合は、事前に集まる場所があり、タイムラリーがありました。
これはスピードを競うわけではなく、コマ地図を見ながら規定の時間でゴールできるかを競うものでした。ナビもない時代でしたが、どこでお昼ご飯を食べるとポイントが加算されるというルールもありまして、これがとても楽しかったです。
初めて参加した時だったと思いますが、運が良かったのか、タイムラリーで村野さんご一行と一緒に走らせていただくことができまして、これも楽しくて、その後何年も参加するきっかけになりました。

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-大熊さんはどのようなことが印象的だったでしょうか?

大熊さん:
実際に私の車両(75 TS)でエントリーするようになったのは、3回前からです。
その前は、知人の助手席で、宿泊で参加させていただきました。
皆さんがおっしゃられたように、河川敷で集まって、コマ地図を見ながらタイムラリーをするわけですが、そのルートが地元の方ならではのルートで素晴らしく、景色の良いところで、クルマを停めて写真を撮ったり、こんなところにダムがあったんだ~橋があったんだ~と観光しながら、走行したのを覚えています。
そのときの地図を今でも大切に保管してあるんですよ。
ですから、今でもそのルートを走ろうと思えば、走れますよ。

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-そのコースは毎回違ったのでしょうか?

黛さん:
最初の頃は、毎回違うコースを設定していました。
その後、あみだくじ形式で、複数設定したルートの中から、皆さんに選んでいただくようにもしました。
いずれにしても、公道を走るわけですから、安全に楽しんでいただくことを最優先してルート作りをしていました。

嶋さん:
当時、タイムラリーのスタンプをもらう他に、クイズが出題されまして、正解するとポイントが加算されるというルールもありました。村野さんチームでは役割が決まっていまして、私が過去にアルファ ロメオが特集されたカーグラフィック誌を全冊持参する。もう一人の仲間は、アルファ ロメオの分厚い図鑑を持参していました。

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村野さん:
私はイタリアの地図とイタリア語の辞書を持参しましたよ。

嶋さん:
これらはクイズに答えるために必要な参考資料であるわけなんですが、お昼に蕎麦を食べながら、全員で問題を解いていました。問題は、誰が考えたのかわかりませんが、素晴らしく難しかったです。

黛さん:
当時は、クラブヴェルディという山梨のアルファ ロメオのクラブの方々が運営を手伝ってくれていまして、彼らが時間を掛けて、韮崎から蓼科までのルートを設定してくれました。いろいろな方がいろいろな形で協力してくださったので、皆さんが楽しめるイベントになったんだと思います。

-尾形さんは1999年が初参加ということで、壇上の皆様の中では比較的新しい方ということになると思いますが、参加回数は13回で多い方に入るのではないかと思います。初参加のきっかけと思い出話をお聞かせください。

尾形さん:
アルファ ロメオを手に入れる前から、自動車誌等でALFA ROMEO DAYのことは知っていました。
アルファ ロメオも156が出て、ぜひ手に入れたいと思い、買ったら絶対にALFA ROMEO DAYに参加するんだと決めていました。
156を買ったのは、156が日本で発売された年(1998年)の夏です。夏なので、その年はALFA ROMEO DAYに参加できず、翌年の1999年に一人で相部屋の宿泊参加をしました。
初めてで不安もあったんですけど、同室の年齢層も車種も異なる方々が温かく私を迎え入れてくれました。壊れた話で脅されたりもしましたけど、私にとっては新しい扉を開けたんだという気がしました。それ以降、ALFA ROMEO DAYの虜になってしまい、毎回欠かさず宿泊で参加しています。

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-国内でのアルファ ロメオの歴史と言えば、156や147のヒットがあげられると思います。実際、2002年はアルファ ロメオ全体で約7,400台の販売があり、過去最高を記録しました。ALFA ROMEO DAYも尾形さんのように156を買って初めて参加したという方が急増したのでしょうか?

村野さん:
最初は55台でスタートしたALFA ROMEO DAYも、関係者の努力により参加者数が徐々に増えてきたということもあるんですが、155が発売されてから参加者が爆発的に増えているんです。147の発売の際は、5ドアモデルが販売の中心だったこともあって、お子さま連れの若い家族が増えました。その時のアルファ ロメオの車種のラインナップによって、参加人数や年齢構成が動くんです。今後、アルファ ロメオには頑張ってもらわないと、ALFA ROMEO DAYの参加者が減っちゃうのではないかと心配しています。

黛さん:
基本的に新しいモデルでお越しの方が多いです。それは、ALFA ROMEO DAYが、「アルファ ロメオに乗っている人なら誰にでも参加できる。」をモットーに運営してきたからだと思います。アルファ ロメオのオーナーになったから、1度は参加してみようと思われた方が多かったのではないでしょうか。

-新しいアルファ ロメオの話が出たところで、熊坂さんにお伺いします。納車から1週間で、まだ慣らし運転も終わっていないかもしれませんが、新型ジュリエッタはいかがでしょうか?

熊坂さん:
村野さんには到底かないませんが、新しいテクノロジーに興味がありまして、私もアルファ ロメオのその時の一番新しいモデルに乗ってきました。
私が155に乗り始めた時は、FF(前輪駆動)のアルファ ロメオなんてアルファ ロメオではないなどと言われた時代でしたので、FR(後輪駆動)の75なども乗ってみたこともありましたが、FFでも十分楽しかったんですね。次に乗った155のV6も楽しかったです。
その後、少しだけアルファ ロメオをお休みし、5年半前に159に乗り換えました。159はオプションにこだわったので、納車まで時間が掛かり、発売から半年くらい経ってから手元に来ました。3.2リッターのV6エンジンで、アルファ ロメオの生粋のエンジンではないんですけど、でも、それだって、アルファ ロメオがどのようにチューンしているのかが楽しみで乗ったら、期待を裏切らない素晴らしいものでした。
で、新型ジュリエッタなんですが、家族のために2ペダルにする必要がありまして、TCTのモデルを選びましたが、非常に出来が良いです。
本当は、16インチで乗り味が柔らかめのスプリントでも良かったんですけど、装備を考えると、スプリントでは寂しいかなと思いまして、コンペティツィオーネにしました。

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-再びALFA ROMEO DAYの話に戻りまして、尾形さんが初参加された翌年(2000年)から、日曜日の車両展示の場所が岳麓公園に移りました。2003年よりフィーチャリングモデルを設定し、ご協力いただいたオーナーの車両を特別展示されていたようですね。

嶋さん:
特別展示に加えて、周回路の走行もありましたよね。

黛さん:
岳麓公園は野球グランドなんですけど、その周りに1段高くなっているクルマ1台が通行できる道がありました。ALFA ROMEO DAYが展示・懇親中心のイベントに形を変えていく中で、「珍しいモデルの走る姿を見てみたい。音を聞いてみたい。」という声が出て、周回路を走らしてみようとなったわけです。

嶋さん:
その周回路で結婚式のお披露目をされた方もいらっしゃいましたね。

-ALFA ROMEO DAYの思い出話をお聞かせいただきましたので、ここからは、皆さんの愛車についてお聞きしたいと思います。

嶋さん:
私は、1992年に初めてのアルファ ロメオとしてスパイダー(115型シリーズ4)を買いました。その後、RZ、155Q4、アルファコルセのGTV、156GTAスポーツワゴン、166、そして今のRZと乗り継いでいます。
なぜRZなのかということなんですけど、ザガートが好きで、オープンカーが好きで、アルファ ロメオが好きとなると、この3つの組み合わせはRZしかないんです。

村野さん:
私はアルファ ロメオを16台乗り継いだこともありまして、皆さんから「過去のどのモデルが一番気に入りましたか?」と良く聞かれるんですが、私はいつも「今のが一番良い。」と答えています。
そうでないと乗り継いでいけないし、それを忘れないようにしたいと思っています。
ブレラは外から見るとカッコイイですけど、後方視界が悪いです。後ろはほとんど見えません。でも、女の子を助手席に乗せても、その子が誰だかわからないのがクーペの基本なんです。
ですから、今のブレラが一番好きです!

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大熊さん:
私は、1989年に初めてのアルファ ロメオとして 1982年式のアルファスッドを購入しました。当時、フィアット系のディーラーに新入社員で勤めていた際、先輩たちが所有するアルファ ロメオを見て、欲しくなったのがきっかけです。乗ったら軽くてコーナーも本当に楽しく、すっかりはまってしまいました。
そうしているうちに、古いアルファ ロメオに興味がわき、1971年式の1300 GTジュニアを購入しました。こちらは数年乗りましたが、結婚を機に泣く泣く手放しました。
続いて、145の1.7リッターボクサーエンジンのモデルに乗りました。スッドと比較すると車両が重い感じはありましたが、サウンドやビートが昔ながらの感じで気持ち良く、素晴らしいクルマでした。
そして、今日乗ってきた75 TSを購入しました。新しいアルファ ロメオにも興味があったんですけど、程度の良い75が見つかったので、衝動買いのような形で購入しました。
幸いにも4台のアルファ ロメオに大きなトラブルはなく、アルファ ロメオで苦労した記憶はありません。

尾形さん:
私は1998年に156 TSを新車で購入しました。それ以来、156馬鹿をつづけています。
この156 TSは7年7か月で14万7000㎞走りました。ツインスパークのエンジンを味わい尽くしましたので、そろそろV6も味わってみたいな~と思っていましたが、156の顔のデザインが変更になり、私は前の顔が好きだったので、知人から譲ってもらうことでTSからV6にスイッチし、現在に至ります。
156 V6は現在15万6000㎞です。整備もきちんとやっているので、部品供給が続き、エンジンに致命的なトラブルが起きない限りは、まだまだ走りたいと思います。

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-まだまだお伺いしたいことは沢山ありますが、お約束のお時間が参りましたので、これで終了したいと思います。最後に黛さんから一言をお願いします。

黛さん:
皆さんに各人各様のアルファ ロメオへの接し方、アルファ ロメオの愛し方、アルファ ロメオとの生活があり、それはみな違うけれども、アルファ ロメオの仲間のところにくると楽しい。
1年に1度しか会わない方ばかりなんだけど、ALFA ROMEO DAYにきて皆さんと顔を合わすだけで、次の1年間を楽しく暮らすことができる。そのクルマを介して、何十年ものお付き合いをしているような感覚で、初めての方でもお話しすることができる。そういう素晴らしいクルマに巡り合えたと思います。
今日は、素敵な方たちに素敵な話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

-今日はどうもありがとうございました。

参加オーナーさんの声

公開インタビューとは別に、会場で参加オーナーさんにお話をお伺いしました。

■2002年式156スポーツワゴン2.5 V6でご参加の加藤 久登さん・裕美さん

ALFA ROMEO DAYの参加は6回目です。このクルマは主に妻が使用しています。
今日もそうですが、初めて参加したときに、娘の誕生日とALFA ROMEO DAYの日が重なり、夜の懇親パーティで当時のFAJ広報部長のサラさんがお祝いの演出をしてくれたのが最高のサプライズプレゼントでした。
ALFA ROMEO DAYは、1年に1度の同窓会のような感じで、参加回数を重ねるごとにお友達も増え、いろいろなオーナーさんと交流ができるのが楽しいです。

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■2007年式ブレラ3.2でご参加のFさん

今回、ALFA ROMEO DAYに初めて参加しました。前夜祭の懇親パーティの雰囲気が最高でした。たくさん飲んで、皆さんと親しくなれました。
私は以前、NSXを2台乗り継ぎまして、スーパーカーやイタリア車に興味がありました。結婚を機に家族が乗れるクルマを探していたところ、ショールームでブレラのデザインに魅了され、最後の左ハンドル6MT車が手に入るということで購入しました。

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■2012年式ミトでご参加の石川 愛さん

私は、今回のALFA ROMEO DAYのためにミトを購入したんです!
今回初めて参加しましたが、多くの人とお話しできて楽しかったです。
クルマの詳しいことはわかりませんけど、このミトは、毎日片道1時間の通勤の足として頑張ってくれています。

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■2008年式159スポーツワゴン2.2でご参加の山下 洋人さん・聡美さん

今回、ALFA ROMEO DAYに初めて参加しました。参加準備のため、半年前から前日の金曜日の有給休暇を夫婦で取得しました。本当に楽しみだったんです。
159スポーツワゴンが初めてのアルファ ロメオです。実は、以前はアルファ ロメオの特徴であるグリルのデザインが好きではありませんでした。2008年に家族でイタリア旅行をした際に、毎日嫌というほど目に入って来たのが159の警察車両で、不思議なことに見慣れてしまうとなぜかあのデザインが格好良いと感じ始め、最終的には、中華街でお酒を飲んだ後、ディーラーに立ち寄り、飾ってあった159の格好良さに惚れて購入しました。

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■2007年式156GTAスポーツワゴンでご参加の佐々木 将さん

ALFA ROMEO DAYは初参加です。秋田を土曜日の2時に出発し、片道850㎞走ってきました。
アルファ ロメオという共通点だけで、お酒を飲みながら、昔からの知人のように接し、本当に楽しかったです。ご家族で参加されている方が多く、結婚したら家族で参加したいです。
以前は後期型の156スポーツワゴンに乗っており、アルファ ロメオは2台目です。念願のALFA ROMEO DAYに参加できて感動しました。
秋田県にはアルファ ロメオのディーラーがないので、メンテナンスは、以前アルファ ロメオのディーラーでメカニックをされていた方がいらっしゃる他ブランドのディーラーにお願いしています。

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■1999年式スパイダーでご参加の山下 浩介さん・川村 早弥華さん

ALFA ROMEO DAYは初参加です。
2010年に横須賀で行われたアルファ ロメオ100周年のイベントで、駐車場で隣り合わせたスパイダー乗りの方から誘われて今回参加しました。
懇親パーティも楽しく、前夜祭から参加して正解でした。

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■2005年式GTでご参加の鎌田 雅隆さん

ALFA ROMEO DAYの参加は8回目です。子供が小さかったこともあって、最初の6回は日帰り参加でしたが、前回(2010年)から宿泊で参加するようにしました。家族で一緒に共有の思い出作りができますね。
アルファ ロメオは155(8V)から乗っています。GTは2台乗り継ぎました。このGTは1.8リッターのツインスパークエンジンを搭載しています。
印象に残ったALFA ROMEO DAYは、ES30(SZ&RZ)が特別展示された第17回ALFA ROMEO DAY 2004です。

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○アルファ ロメオについてはこちらから。
アルファ ロメオ オフィシャルサイト
http://www.alfaromeo-jp.com/

○ALFA ROMEO DAYについてはこちらから。
http://www.alfaday.com/index.html

○ALFA ROMEO DAY 2010(JAIAレポート)についてはこちらから。
https://www.jaia-jp.org/attractive/alfa1005/

○ALFA ROMEO DAY 2009(JAIAレポート)についてはこちらから。
https://www.jaia-jp.org/attractive/alfa0906/

○ALFA ROMEO DAY 2008(JAIAレポート)についてはこちらから。
https://www.jaia-jp.org/attractive/alfa0805/

ALFA ROMEO DAY 2012 フォトギャラリー

本記事の取材は、2012年5月に行いました。