Vol.11 シトロエン横浜緑

今回は、1919年に創立以来、独創的・画期的な車を世に送り出してきた、フランス・シトロエンの認定中古車を取扱う、「シトロエン横浜緑」(株式会社 ジー・エス・ティー:神奈川県横浜市)をご紹介します。
 
JR横浜線の「十日市場(とおかいちば)」駅から、目の前を横切る通称:環状4号道路を南西方向に15分ほど歩くと、シトロエンの赤いサインポストが目に飛び込んできました。
シトロエン横浜緑は、新車・中古車を併売する店舗と認証工場で構成され、東名高速道路の横浜町田ICからも約3Kmと、車でのアクセスも大変便利なところです。  
 

 
シトロエン横浜緑
 
ショールームにお邪魔すると早速、営業部長の平村宗久さんが出迎えてくださいました。
平村さんは1986年よりシトロエンのビジネスに関わっていらっしゃるベテランの方で、歴代のシトロエンモデルを大変よくご存知の方です。
今回は平村さんにお話を伺いました。
 
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−平村さんはシトロエンに大変お詳しいようですね

  私は1986年に当時のシトロエンのインポーターであった、西武自販 ※1に入社し、メカニックとセールスの両面からシトロエンに接してきました。
当時は「BX」や「CX」が主流でしたが、整備ではそれ以前のモデルも取り扱いましたよ。
(※1西武自動車販売(株):1971年から1995年までシトロエンを輸入していたインポーター)
 
 

−大変きれいで新しいショールームとお見受けしましたが

  いえいえ、もうオープンして5年になるんです。
シトロエン横浜緑は、2002年にシトロエンの輸入権が新西武自動車 ※2からシトロエン・ジャポン(株)に移管した際に、新西武自動車の相模原拠点を引き継ぐ形でスタートしました。
当社(株式会社ジー・エス・ティー)は、輸入車販売店として24年の歴史がありますが、正規ディーラーとしては、1997年にプジョーのディーラーを皮切りに、現在ではフィアット・アルファロメオのディーラーも運営しています。今後、さらにシトロエンのビジネスを拡大したいですね。
(※2 新西武自動車販売(株):1995年から2002年までシトロエンを輸入していたインポーター)
 
 
 
大変きれいなショールーム
 

−たくさんのスタッフがいらっしゃいますね

  現在、所長1名、工場長1名、セールス5名、サービスフロント1名、メカニック4名、アシスタント1名の13名体制です。サービス工場は認証も取得しています。  
 
 
併設するサービス工場
 

−5年間のご苦労などはございましたか

  不安はありましたが、振り返ると、さほど苦労しなかったというのが感想です。
シトロエンのお客様は、シトロエンを愛して長くお付き合いくださる方が非常に多いので、店舗の移転でご迷惑をお掛けしたにもかかわらず、引きつづきご愛顧いただけたことが大きいですね。
例えば「C6」ですが、シトロエンは「XM」 ※3以降このクラスのニューモデルはしばらく空白がありましたが、「XM」にお乗りのお客様は、他社に乗り換えず修理しながらずっと待っていただけました。
 
 
 
シトロエンC6
 
  商談では下取り査定でなかなかお客様の希望に応えられない場合もあるのですが、ありがたいことに自社代替率は40%と高く、大変感謝しています。
シトロエンはお客様に支えられるブランドだと思います。
(※3 XM:1990年から2001年まで日本で販売されたシトロエンの最上級車)
 
 

−お客様が支えてくださるなんて素晴らしいお話ですね

  そうですね。お客様は当社の財産ですから期待を裏切らないよう、私自身も現場に出て直接お客様の話をお聞きして、日々お客様の視点に立って仕事が出来るよう努力させていただいております。
例えば小さなことですが、社長の方針で、当社では納車時にガソリンを満タンにしてお渡ししています。お客様は、車を受け取ったらすぐにドライブしたいのに、ガソリンスタンドに立ち寄って給油するなんて興ざめじゃないですか(笑)
おかげさまで開店以来4年連続全国1位の販売台数を築かせていただきました。
 
 
 
販売台数1位の証がさりげなく飾られている
 

−お客様に愛されるシトロエンとはどのような車ですか

  「普通」に作らないところですかね(笑)
シトロエンは創業当時から独創的なメカニズムの車を作ってきましたが、今でもその哲学が生かされています。
「DS」※4というモデルで採用されたハイドロニューマチックシステム ※5は、数々の改良が加えられ、いまでも「C6」「C5」にハイドラクティブシステムとして使用され続けています。
「C4ピカソ」のシフトモードセレクターはまさに「DS」譲りですよね。
「C4」のセンターメーターは透過式なので、周囲の明るさでメーターの雰囲気が微妙に変わるんですよ。
(※4 DS:1955年から20年間にわたって生産された。流線型のスタイルやハイドロニューマチックシステムを採用するなど、当時では画期的なアイデアに満ち溢れた車であった。
http://www.citroen.co.jp/timeline/05.html
(※5ハイドロニューマチックシステム:オイルと窒素ガスを用いたサスペンションシステムを基本に、得られる油圧を利用して、ブレーキやパワーステアリングまで制御したシトロエン独自のシステム。ソフトで快適な乗り心地が得られるほか、乗車人数や荷重に関係なく車高を一定に保てるなど、その特徴は数多い。http://www.citroen.co.jp/timeline/02.html
 
 
 
シトロエン「C4」
 
 
「C4」の透過式センターメーター
 
  普通でないところは、デザインにも現れています。
今のシトロエンデザインは社内デザインですが、多くの若手デザイナーたちは、子供のころから往年のシトロエンに接して育ってきていますから、今のモデルには随所にそのエッセンスがちりばめられています。
例えば「C6」のリアウインドガラスやロングホイールベースは「CX」※6の遺伝子。
「C4」「C4ピカソ」のセンターフィックスステアリング ※7は、「DS」「CX」などで採用されたセルフセンタリングステアリング ※8や1本スポークステアリングのイメージを引き継いでいると思います。
(※6 CX:DSの後継モデルとして、1975年から1989年まで生産された。)
(※7 センターフィックスステアリング:固定式のセンターパッドを持つステアリングホイール。パッド部には、主要な機能をコントロールするスイッチがレイアウトされており、センターパッドがステアリングホイールとともに回転しないため、運転中でも操作がしやすい。)
(※8 セルフセンタリングステアリング:ハイドロニューマチックシステムの油圧を利用したパワーステアリングシステムで、ステアリングが左右に切れていても、自動的に直進位置へ戻るように作動する。このおかげで抜群の直進安定性が得られた。)
 
 
 
C4のセンターフィックスステアリング
 
  こんなアイデアは他のメーカーでは味わえないですよ。
私はよくシトロエンのことを「五感に訴える車」と表現することがあります。
嗅覚にまで訴えてくるんですよ(笑)。
「C4」「C4ピカソ」には、パルファムエアフレッシュナー※8を装備していて、9種類の香りを楽しむことが出来ます。
温かみがあり人間の感性に溶け込むような快適な車ですね。
(※8 :パルファムエアフレッシュナー:エアコンの噴出し口に装備されたエアフレッシュナー。
好みに合わせて9種類の香りが用意されている。)
 
 
 
C4のパルファムエアフレッシュナー投入口
 

−売れ筋のモデルは

  「C4」ですね。「エグザンティア」※9からの代替が多いです。ボディサイズが手ごろなのがご評価をいただいています。「C4」のサスペンションはオーソドックスな金属バネですが、特に1600はハイドロニューマチックの雰囲気が味わえるしなやかさが特徴です。
あと、「C4ピカソ」もご好評を頂いていますが、入荷台数が少なくお客様のご注文に応じ切れないので申し訳なく思っています。
「C6」は、左ハンドルをご希望されるお客様が多いですね。このクラスは昔からシトロエンをお乗りの方で左ハンドルに慣れていらっしゃる方が多いんですが、現在は右ハンドルの設定しかないのが残念です。
(※9 エグザンティア:1993年から2001年まで生産された、シトロエンの中壁モデル)
 
 

−認定中古車についてお聞かせください

  シトロエンの認定中古車は、「シトロエン アプルーブドカー」と称して、登録5年未満・走行6万Km以内の良質なコンディションの車を選別して認定しています。
新車保証期間が有効の場合はまずそちらを継承させていただきますが、それ以外の車は、主要消耗部品の事前点検交換のほか、92項目におよぶ納車前点検・整備を施し、走行距離にかかわらず1年間の安心保証や、1年間有効のロードサービスをお付けしていますので、安心してお乗りいただくことが出来るプログラムです。
ただ、先ほども申し上げましたように、シトロエンは長くお乗りになるお客様が多いので、中古車としてご用意できる車がなかなか確保出来ないのが悩みです。
 
 
 
シトロエン認定中古車プレート
 

−認定中古車の売れ筋はどのモデルですか

  やはり「C4」ですね。あと「C5」も値がこなれたモデルが出てきたので、動きが良くなってきました。  
 
 
きれいに磨き上げられた認定中古車
 

−信頼性はいかがでしょうか

  年を追うごとに信頼性が向上してきています。
特にボディ精度の向上は目を見張るものがありますし、パーツの信頼性については、世界各地から信頼性の高い部品を取り入れていますので、安心してお乗りいただけます。
昔は、ドイツ車、フランス車、イタリア車で信頼性が異なるケースもありましたが、今は押しなべて品質が良くなりましたね。
 
 

−インターネットでの引き合いはありますか

  もともとシトロエンの認定中古車は台数も少ないことから、全国からお問い合わせをいただきます。今では中古車販売の約半数を占めるまでになりました。
飛行機に乗ってご来店される方もいらっしゃいます。
シトロエンアプルーブドカーは、全国で保証が受けられるので、地方のお客様が成約された場合は、その地域の販売店をご紹介させていただいています。
これもアプルーブドカーの強みですね。
 
 

−平村さんのお気に入りとお勧めのモデルを教えてください

  私は「エグザンティア」が好きで、個人的に3台乗り継ぎました。特に4気筒モデルが好きですね。今は「C5ブレーク」に乗っています。
やはりハイドロニューマチックサスペンションはいいですね(笑)
お勧めはやはり「C4」と「C4ピカソ」ですね。これは本当に良いモデルです。
 
 

−輸入車の魅力を一言お願いします

  そうですね。「単なる道具ではない」というところですね。
移動のための足だけでなく、所有することで喜びを感じ、自分の個性・感性を高めてくれる有機的な存在ではないでしょうか。
フランスといえば、料理、ワイン、洋服、時計・バッグ等の装飾品など、数々のブランドが日本人に受け入れられていますけれども、車はまだまだですね。
シトロエンは新型が出るたびに、新しい発見があります。いつもそれを皆様にお伝えしたいと思っています。それにはまず試乗して味わっていただきたいですね。
当店ではすべてのモデルが試乗可能です。
今後もこのシトロエンの良さをもっともっとお伝えして行きたいと考えています。
 
 
 
シトロエンに情熱を傾ける平村さん
 

−本日はお忙しいところありがとうございました

 
 
○シトロエン横浜緑についてはこちらから
 株式会社 ジー・エス・ティー
 http://www.gst.co.jp/
 
○シトロエンについてはこちらから
 シトロエンジャポン オフィシャルサイト
 http://www.citroen.co.jp/top.html
 
○シトロエン認定中古車についてはこちらから
 シトロエン アプルーブドカー
 http://www.citroen.co.jp/service/approved.html
 
 
シトロエンの認定中古車をお探しの方は、お気軽にお立ち寄りください。
 
 

シトロエン横浜緑 フォトギャラリー

 
シトロエン横浜緑  
 
 
サービスフロント  
 
 
シトロエンC3認定中古車  
 
 
シトロエンC5ブレーク認定中古車  
 
 
独創的なC6のリアスタイル  
 
 
どのモデルも魅力的なスタイルを主張している  
 

 
店頭の一番目立つところにも認定中古車が並ぶ  
 
 
ショールーム内のキッズスペース  
 
 
シトロエンC4認定中古車  
 
 
シトロエンC6の内装  
 
 
アクセサリーも豊富に展示されている  
 
 
パルファムエアフレッシュナーはいろいろな香りが楽しめる  
 

本記事の取材は、日本自動車輸入組合の岸田と田代が行いました。
 

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