JAIA 日本自動車輸入組合
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フォルクスワーゲンが初めて電気自動車「e-up!」「e-Golf」を日本に導入

2014年11月4日


~既存モデルに電気自動車を投入、運転する楽しさとエコを両立~

フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社は、2014年10月14日(火)に同社として日本市場初となる電気自動車「e-up!」「e-Golf」を導入することを発表しました。
「e-up!」の全国希望小売価格は366万9,000円(税込)~、2015年2月1日(日)から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで受注を開始します。「e-Golf」の価格設定は、400万円台後半を予定しており、発売は2015年半ばを予定しています。

記者発表会では、フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社代表取締役社長 庄司 茂氏のプレゼンテーション、続いて同マーケティング本部長 正本 嘉宏氏による商品説明が行われました。オープニングは、ヒューマンビートボクサーのパフォーマンスに始まり、発表中も会場の入り口を開けることで道路を走行中のクルマの音を取り入れ、電気自動車の静かさを体感できる音による見事な演出も行われました。当日の発表内容詳細については、以下をご一読下さい。

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VW「up!」と「Golf」の電気自動車「e-up!」「e-Golf」

先進技術と思われている電気自動車の歴史は古く、むしろガソリン車よりも早い時期に開発されていました。やがて、環境汚染やオイルショックを経験した1970年代に再び脚光を浴び、バッテリー技術の革新とともに実用化への道を歩んできました。フォルクスワーゲンにおいても、1989年にはゴルフII、1993年にはゴルフIIIをベースとした「シティーストローマー」という電気自動車モデルが作られ、ドイツで実際に販売されていました。

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その後フォルクスワーゲン グループは、2013年9月のフランクフルトモーターショーで電気自動車「e-up!」と「e-Golf」を発表し、本格的に電気自動車市場に参入しました。この2モデルは、第43回東京モーターショー2013で日本初公開されました。また、同年フォルクスワーゲン グループは、「2018年までに環境適合性について世界をリードする自動車メーカーになる。」と表明しています。環境適合性を追求することは、フォルクスワーゲンが求める持続可能なモビリティを実現することであると同時に、お客様が求めるモビリティであると言えます。

2014年3月のジュネーブモーターショーにて、ゴルフのプラグインハイブリッド車、続いて、10月のパリモーターショーではパサートのプラグインハイブリッド車を発表しました。今後も電気自動車だけでなく、プラグインハイブリッドも含めたe-mobilityのラインアップ拡充を進めていきます。

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今回、2つのモデルに電気自動車を導入したのは、お客様にライフスタイルに合ったクルマを選んで欲しいという想いからです。「ピープルズカー(人々のためのクルマ)」を意味するフォルクスワーゲンは、常に革新的な技術をより多くの人に体験して頂くことを目指したe-Golf、スマートライフを追求する人のシティーコミューターとしてつくられたe-up!という2つの電気自動車をつくりました。しかし、この2つのモデルは特別な電気自動車ではありません。その証拠に、一目で電気自動車と分かる大胆なデザインは施されていません。あくまでもe-up!とe-Golfはニーズが多様化するお客様にとって、選択肢の一つでしかないのです。Golfもup!も当初から電気自動車を見据えて開発されてきました。7代目Golfには「MQB(モジュラートランスバース マトリックス)」という新しいモジュール設計が採用されていますが、これにより現在考え得る全てのパワートレーンを搭載することができます。

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フォルクスワーゲンのe-mobilityにとって、一番大切なのは、「フォルクスワーゲンらしい」ということです。電気自動車であることにより、例えばバッテリーのスペースを確保するため、居住空間やトランクルームが制限されることがあってはなりません。更には、どんなスキルのドライバーでも、いつも通り安全に違和感なく走れることを大切にしています。

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庄司社長は実際にe-up!に乗車した体験として、「e-up!に乗ると、操作系から走りの全てに至るまで、ガソリン車のup!となんら変わらない。走り出して10分も経てば、聞こえてくる音やいつもの景色が違って見えることに気付く。」と語っています。電気自動車はガソリン車に比べて航続距離は短いです。ではなぜ電気自動車を選ぶ価値があるか。それは、その静寂性と特別な加速にあります。また、ガソリンスタンドに行かずに家で充電することができ、新しいライフスタイルを提供してくれます。

商品説明

政府が予測する2020年時点での電気自動車とプラグインハイブリッド車の市場シェアは、20%とされています。また自動車購入時のお客様のそれらに対する関心も、ガソリン車に匹敵するほど高い関心があることが分かっています。

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今回発表した「e-up!」、「e-Golf」には4つの特徴が挙げられます。1つ目は、既存モデルを電気自動車化したことです。あくまでも既存のモデルに新しいパワートレーンの1つとして選択肢を増やすことで、既存モデルの高い完成度をそのまま受け継いだ電気自動車となりました。2つ目は、電気自動車専用のデザインではなく、ユニバーサルデザインを採用したことです。3つ目は、新感覚のdriving pleasureです。これは、走行モードと回生ブレーキの段階を選択することによって、ドライバーの意志でバッテリー出力や充電、回生ブレーキ、エアコンの使用をコントロールし、航続距離を調整することができます。更に、運転状況をモニターして、エコドライブをアドバイスしてくれる「Think Blue.トレーニング」機能や、リモートでの予約充電や事前のエアコン操作ができるスマートフォン用アプリ「Car-Net」を活用することが可能です。200Vの普通充電規格と日本の急速充電規格「CHAdeMO」方式の両方に対応した充電ポートを備えています。

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e-up!は、国内初の5ナンバーの電気自動車です。ゼロ発進から2.0Lエンジン並みの最大トルクで最高速度の130km/hにスムーズかつパワフルな加速で到達します。エクステリアは、フロントバンパー、リヤバンパー、サイドスカートは専用デザインとし、空気抵抗を抑えています。加えて、フロントバンパー、リヤバンパーには「C」字型のデザインが施され、電気自動車としての印象的なアイコンとなっています。インテリアは、タコメーターの代わりにエネルギーフロンメーターを装備。マルチファンクショナルインジケーターは、回生ブレーキや走行モードなどを表示します。最大出力60kWのモーターと18.7kW/hのバッテリーを搭載しています。JC08モードでは、航続距離185kmを実現しています。バッテリーの保証期間は8年間、16万km。価格は366万9,000円(税込)~で、2015年2月1日(日)から発売開始します。納車は2015年の半ばを予定しています。

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e-Golfは、0km/hから100km/hまでの加速を10.4秒で達成し、最高速度は140km/h。エクステリアは、e-up!同様に空気抵抗を抑えたデザインになっていますが、フロントランプにはLEDライトが採用され、ブルーのラインがe-Golfであることをさりげなく主張しています。インテリアにも上質な空間を生み出すアンビエントライトを使用、最大出力85kWのモーターと24.2kW/hのバッテリーを搭載しています。JC08モードでは、航続距離215kmを実現しています。冬場の暖房使用による電力消費対策としてヒートポンプを標準搭載し、36%ものバッテリー消費量を節約します。価格は400万円台後半の予定で、2015年半ばの発売開始を予定しています。

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フォルクスワーゲンのブランドターゲットは、周囲の価値観ではなく、自分の価値観やライフスタイルを大切にし、自分自身の生活を設計する「ライフスタイリスト」。そして今回の電気自動車の導入には「e-drive for everyone」というコンセプトが掲げられています。これには誰でも先進技術を惜しみなく利用することができるようにということと、本質的な価値観が高ければ乗る人を選ばないという考えから生まれたコンセプトです。

○フォルクスワーゲンについてはこちらから
フォルクスワーゲン グループジャパンホームページ
http://www.volkswagen.co.jp/ja.html

○e-up!/e-Golfについてはこちらから
e-up!/e-Golfスペシャルサイト
http://vwedrive.jp/

フォトギャラリー

本記事の取材は、2014年10月に行いました。