JAIA 日本自動車輸入組合
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フォルクスワーゲン ゴルフがJNCAPで輸入車初の5スターを獲得

2014年6月19日


~2013年度自動車アセスメント(JNCAP)の結果発表~

自動車の衝突安全性評価は、欧米初めアジア各国で積極的に行われるようになり、乗員や歩行者に対するより安全な車両の開発促進や、消費者の皆様の安全なクルマ選びができる環境整備などに大きく役立っています。

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日本においては、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が「JNCAP自動車アセスメント」を1995年度から開始。年を追うごとに試験項目が追加され、今では9項目の試験が行われています。

2013年度の自動車アセスメントは、販売台数が多かった乗用車を基本に14車種の試験が行われました。そのうち輸入車はフォルクスワーゲン「ゴルフ」が選定され、試験の結果、輸入車で初の「新・安全性能総合評価5スター賞」を獲得しました。

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この「新・安全性能総合評価」は、歩行者への保護性能を加えた新しい評価制度として、2011年度から実施されているもので、前面や側面の衝突試験などによる「乗員保護性能評価」、「歩行者保護性能評価」、「シートベルトリマインダー評価」の合計によって算出された得点により5段階の評価(☆~☆☆☆☆☆)が行われます。

自動車アセスメントの概要

■乗員保護性能評価

【フルラップ前面衝突試験】
車を時速55㎞で壁に衝突させ、乗員を保護する装置(シートベルト等)の評価をするのに適した試験です。

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【オフセット前面衝突試験】
車を時速64㎞で車に見立てた壁に運転席側の一部を衝突させ、車室の変形による乗員への加害性を評価するのに適した試験です。

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【側面衝突試験】
台車を時速55㎞で車の横から衝突させ、横からの衝突に対する乗員保護性能を評価する試験です。

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【後面衝突頚部保護性能試験】
後ろから時速約36㎞で衝突された際のむち打ち傷害等からの保護性能を評価する試験です。

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■歩行者保護性能評価

【頭部保護性能試験】
車が時速44㎞で歩行者と衝突した際のボンネット等の加害性を評価する試験です。

【脚部保護性能試験】
車が時速40㎞で歩行者と衝突した際のバンパ等の加害性を評価する試験です。

■座席ベルトの非着用時警報装置(シートベルトリマインダー)評価試験

助手席・後席の警報の種類、タイミング等を評価します。

■後席シートベルト使用性評価試験

後席シートベルトのアクセス性やベルト装着時の快適性を評価します。

■ブレーキ性能試験

乾いた路面や濡れた路面で時速100㎞から急制動を行い、停止距離や姿勢を試験します。

新・安全性能総合評価導入の背景

2013年の交通事故死者数は4,373人で、2001年から13年連続して減少していますが、その中で死者数の割合が一番多いのが、歩行中の事故となっています。そのため、万が一の際に歩行者を保護する性能がクルマ作りに求められています。

5スターを獲得するにはこの評価点(208点満点)を170点以上獲得し、なおかつ乗員保護性能試験と歩行者保護性能の各試験で優秀な成績を獲得しないと与えられないという、極めて難しい評価制度となっています。

今回発表された5スター賞を獲得したクルマは、フォルクスワーゲン「ゴルフ」のほかにトヨタ「クラウンアスリート/クラウンロイヤル」、マツダ「アテンザ」、ホンダ「フィット」、ホンダ「N-WGN」、ホンダ「アコードハイブリッド」、三菱「アウトランダーPHEV」の7台で、このうちの最高得点はクラウンで、「JNCAP大賞」を獲得しました。

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このフォルクスワーゲン「ゴルフ」は、すでに安全性について高い評価を得ている欧州のユーロNCAPでも5スターを獲得しており、また昨年11月には、輸入車として史上初めて日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、世界で高い評価を受けています。

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○フォルクスワーゲンについてはこちらから
フォルクスワーゲン グループジャパンホームページ
http://www.volkswagen.co.jp/ja.html

○JNCAP自動車アセスメントについてはこちらから
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)ホームページ
http://www.nasva.go.jp/mamoru/index.html

本記事の取材は、2014年5月に行いました。