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ポルシェパレード2014イン鈴鹿

2014年7月1日


~ポルシェAG公認オーナーズクラブによる2年に1度の祭典~

2014年5月30日(金)から6月1日(日)までの3日間、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で、「ポルシェパレード2014イン鈴鹿(The 14th Porsche Parade 2014 in SUZUKA)」が開催されました。

ポルシェパレードは、ポルシェクラブ ジャパンによって2年に1度開催される全国イベントで、今回が14回目となります。第1回ポルシェパレードは、1988年に富士スピードウェイで開催され、第2回目からは鈴鹿サーキットに会場を移して行われています。

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ポルシェクラブ ジャパンは、ドイツ・ポルシェAGが日本で唯一公認するポルシェのオーナーズクラブです。このポルシェクラブ ジャパンの活動の中で最大のイベントが、「ポルシェパレード」です。

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ポルシェクラブには、現在、25の支部があり、合計で約1,100人の会員が在籍しています。

1. ポルシェクラブ九州(PCKS)
2. ポルシェクラブ岡山(PCOK)
3. ポルシェクラブ北海道(PCHK)
4. ポルシェクラブ南東京(PCST)
5. ポルシェクラブ西東京(PCWT)
6. ポルシェクラブ大阪(PCOS)
7. ポルシェクラブ横浜(PCYO)
8. ポルシェクラブ名古屋(PCNA)
9. ポルシェクラブ京都(PCKT)
10. ポルシェクラブ四国(PCSK)
11. ポルシェクラブ六本木(PCET)
12. ポルシェクラブ北陸(PCHR)
13. ポルシェクラブ北大阪(PCNO)
14. ポルシェクラブ中大阪(PCCO)
15. ポルシェクラブ水戸(PCMI)
16. ポルシェクラブ静岡(PCSO)
17. ポルシェクラブ鈴鹿(PCSZ)
18. ポルシェクラブ埼玉(PCSA)
19. ポルシェクラブ北東京(PCNT)
20. ポルシェクラブ東大阪(PCEO)
21. ポルシェクラブ岡山中央(PCOC)
22. ポルシェクラブ軽井沢(PCKA)
23. ポルシェクラブ東京中央(PCTC)
24. ポルシェクラブ宇都宮(PCUT)
25. ポルシェクラブ千葉(PCCH)

今回は、北海道から九州まで、全国の25の支部から260台のポルシェが鈴鹿サーキットに集まりました。
北海道からは5台の参加があり、ポルシェを船で別送し、オーナーの皆さんは飛行機で来られたとのことです。

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「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われることを示しているかのように、最新型の911(991型/7代目)の参加が多かったのも印象的でした。

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数々のサーキット走行プログラム

■サーキットレッスン

サーキット走行の経験が少ない方を対象としたレッスンで、プロの現役レーシングドライバーによるレクチャーの後、先導走行により、サーキットの走行ラインやブレーキングポイントを確認することができます。

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鈴鹿サーキットだけでなく、サーキットの走行が初めての方もいらっしゃるため、インストラクターからは、

  • スローインファーストアウトとアウトインアウトを心がけること
  • 目線を遠くに置くこと(近くを見ると運転が乱雑になる)
  • ポルシェの特性を活かし、コーナー出口からの加速重視で
  • 初めは準備運動のつもりで無理をしないこと

などのアドバイスがあり、インストラクターが運転する先導車の走行ラインを辿りながら、とても和やかな雰囲気の中、鈴鹿サーキットのコースでのスポーツ走行を楽しまれていました。

■フリー走行

事前に申し込まれた方を対象にしたレーシングコースのフリー走行です。

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■タイムトライアル

南コースを使用した1周の計測走行です。個人戦と支部の対抗戦が行われ、成績上位者はディナーパーティーで表彰されました。

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■サーキットタクシー

プロのレーシングドライバーによるレーシングコースでのタクシードライブです。今回は、今春デビューを果たしたばかりのパナメーラS E‐ハイブリッドと911 GT3カップが用意されました。

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■ドライビングクリニック

プロのレーシングドライバーがお客様の愛車ポルシェを運転、同乗しながら、サーキット走行のテクニック等のアドバイスを聞くプログラムです。

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ホスピタリティプログラム

ポルシェパレードでは、協賛スポンサー各社などの協力による様々なアトラクションなど、ドライバーのみならずご同伴のご家族も楽しめるプログラムが各種用意されています。
今回は、チョークアートレッスンや、おなじみのラジコンなど多彩なブースが用意されました。

■チョークアートレッスン

チョークアートとは、オーストラリア生まれのPOPでカラフルなアートです。欧米諸国のカフェやレストランなどの看板としてよく目にします。
チョークアートの技法で、オイルパステルを使用して黒板に描かれたイラストは、施工後に手でこすっても消えないのが特徴です。

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ポルシェ最新モデル展示

会場では、ポルシェ ジャパンによって最新モデルが特別展示されました。

■マカン ターボ

マカンは、2013年11月20日に開幕したロサンゼルスオートショーで世界初公開されたポルシェのSUVです。今回展示されたのは、最高出力400psを発生する3.6リッターV6ターボエンジンを搭載したマカン ターボです。
ポルシェ ジャパンは2014年2月1日から、マカンの予約受注を開始しました。

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■911ターボ カブリオレ

911ターボ カブリオレは、911ターボのオープントップモデルとして、マカン同様、2013年11月20日に開幕したロサンゼルスオートショーで世界初公開されました。
911ターボ カブリオレには最高出力520ps、911ターボSカブリオレには同560psを発生する3.8リッター水平対向6気筒ターボエンジンを搭載しています。

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911ターボ カブリオレは、日曜日のパレードランの先導を務めました。

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支部ごとのデコレーション

ポルシェパレードの名物と言えば、支部ごとに工夫を凝らしたデコレーションです。
当日は、いくつかの支部から、デコレーションのお話しを伺うことができたので、簡単に紹介させていただきます。

■ポルシェクラブ九州(PCKS)支部番号1番

クラブの設立30周年を記念して作ったシャツがデコレーションの図柄となっています。クラブの皆さんは当日そのシャツを着てイベントを楽しまれていました。「パジャマみたいで恥ずかしい。」という方も。

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■ポルシェクラブ岡山(PCOK)支部番号2番

2次元コードが図柄になっており、それをリーダーで読み取ると、クラブのWeb Siteが表示されるようになっています。

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■ポルシェクラブ大阪(PCOS)支部番号6番

白地にグレーで書かれた「PCOS」の周りを渦が巻いているよう見えるものは、支部番号の「06」を表しており、赤が0、青が6を表現しています。これが支部のロゴマークとなっています。
車体には、ドイツ国旗の三色(黒・赤・金)の流れるようなストライプが4か所に貼ってありますが、このストライプは、4か所とも全く同じものを使っており、それぞれのモデルに合わせて工夫して手作業で行ったとのことです。

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■ポルシェクラブ名古屋(PCNA)支部番号8番

ボンネットには名古屋城の金鯱のイラストが描かれたステッカーが、ドアには戦国武将とおもてなし名古屋ポルシェ隊と書かれたステッカーが貼られています。兜に描かれた「八」は支部番号です。

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■ポルシェクラブ京都(PCKT)支部番号9番

ポルシェのようなスポーツカーに神社のステッカーを貼る方は少ないと思われますが、あえて貼ったのが京都支部です。京都市上京区ある晴明神社の五芒星(晴明紋)を中心とし、そこからストライプが広がるようにデコレーションされています。4人がかりで作業し、1台4時間掛かったとのことです。

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■ポルシェクラブ四国(PCSK)支部番号10番

会長の拘りで、チェッカーフラッグをモチーフにしたデザインが恒例となっているとのことです。ポルシェのエンブレムの一部となっているシュトゥットガルト市のクレストに描かれた「跳ね馬」と、四国の地形が描かれています。

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■ポルシェクラブ北陸(PCHR)支部番号12番

日の丸の赤とドイツの国旗に加賀の前田家の紋章をちりばめ、鹿の角をアクセントとして加えたデザインとなっています。

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■ポルシェクラブ中大阪(PCCO)支部番号14番

スポーツカーであってもエコを意識する時代ということで、グリーンを基調としたデザインになっています。環境を考えてスポーツカーに乗ろうという気持ちが伝わってきます。特にリアフェンダーにストライプを貼るのに苦労されたとのことです。

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■ポルシェクラブ水戸(PCMI)支部番号15番

毛筆で書かれた「水戸」の文字は、支部が設立された1996年に書かれたもので、今でもそれを使い続けています。背景には、ポルシェスポーツドライビングスクールのインストラクターが乗る車両に描かれたストライプをモチーフにしたものが描かれています。ドイツ国旗の色(黒・赤・金)で描かれた水戸三つ葵は、支部のロゴマークです。

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■ポルシェクラブ静岡(PCSO)支部番号16番

1964年から製造を開始したポルシェ911が50周年を迎えたことと、世界遺産にも登録された富士山が描かれています。左側の人物画は、ポルシェ911をデザインしたフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェです。

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■ポルシェクラブ東大阪(PCEO)支部番号20番

クラブの設立10周年を記念して作られたデザインです。日本列島の中に支部の所在地が示されており、赤い丸は、日の丸を表しています。

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■ポルシェクラブ岡山中央(PCOC)支部番号21番

ドイツの国旗を意識したデザインにしたとのことです。

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■ポルシェクラブ軽井沢(PCKA)支部番号22番

軽井沢の自然、ニホンザル、ゲンジボタル、モモンガ、日本リス、アカハラ、でクラブの略称(PCKA)をロゴ化し、木の幹の茶色と葉の緑色でストライプにしたとのことです。

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■ポルシェクラブ東京中央(PCTC)支部番号23番

ポルシェ917Kのデザインと歌舞伎独特の化粧法である隈取(くまどり)を融合させたデコレーションです。
今年、16年ぶりのル・マンに復帰するポルシェワークスが、ル・マンで初めて総合優勝したのが、1970年のザルツブルグチームの917K。その917Kのカーナンバーがクラブの支部番号と同じ「23」であり、クラブを支援しているディーラーが歌舞伎座の近くでもあるポルシェセンター銀座ということが理由だそうです。

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■ポルシェクラブ宇都宮(PCUT)支部番号24番

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■ポルシェクラブ千葉(PCCH)支部番号25番

千葉県船橋市のシンボルキャラクターである「ふなっしー」をモチーフとしたデザインとのことです。

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ディナーパーティー

土曜日の夜は、鈴鹿サーキットホテル内で恒例のディナーパーティーが行われました。
サーキット三昧の一日を楽しまれた皆様も、ドレスアップして会場に集まり、全国のクラブ会員との親交を深めていました。

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ディナーパーティーの冒頭、ポルシェクラブ ジャパン会長の板野 聡さん、ドイツ本社から来日ゲストであるポルシェAGコミュニティマネジメントチームからマティアス・メナーさん、そしてポルシェ ジャパン会長の黒坂 登志明さんから挨拶がありましたので、その内容をご紹介します。

■板野会長ご挨拶

1987年にクラブを設立し、ポルシェAG公認のクラブができたと高揚し、全国から会員を集めようと1988年に富士スピードウェイで開催したのがポルシェパレードの始まりです。
第2回目の1990年から鈴鹿サーキットで開催しているわけですが、当時は鈴鹿サーキット イコール ホンダ車のみが走る場所とも言われ、ポルシェがサーキットを占有するなんて考えられませんでした。
何度も交渉して走れるようになり、それがきっかけでポルシェパレードの実行委員長を拝命しました。
鈴鹿サーキットは、コースレイアウトが素晴らしく、近くにホテルとレストランがあり、素晴らしいホスピタリティです。
2年に1度のパレードでは、会場の至る所でクラブ会員同志が再会を喜び合う姿を見て、とても嬉しくなります。
今回も初参加の方がいらっしゃいます。ポルシェ哲学を広め、クラブ会員相互の親睦をはかるという、クラブ設立の趣旨に沿って、たくさんの友情を持ち帰っていただきたいです。

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■ポルシェAG マティアス・メナー氏

ポルシェクラブは私たちにとって大切な存在です。クラブ員が1,000人を超え、アジアで最大規模であり、今日のパレードにも260台ものポルシェが集まることが、最たる理由です。

日本が特別な存在であることのもう一つの証は、ドクター・ポルシェ(ウォルフガング・ポルシェ)が名誉会員であること。
メーカー側と皆様との信頼関係による賜物だと思います
私が更に驚いたのは、皆様のポルシェに対する情熱。これにも感謝しています。

今年のパレードは、歴史的にもエキサイティングな年に行われました。
この2014年は、ポルシェ第6番目となる全く新しいモデル「マカン」が発売され、ポルシェのスーパースポーツカー「918スパイダー」が発売された年です。
さらに、その兄弟車であるレーシングマシン「919ハイブリッド」によって、16年ぶりにル・マンに復帰します。

ル・マンからこの鈴鹿サーキットに橋がかけられているように、ドイツと日本が情熱で結ばれています。F1も開催されるこのレーシングコースでの開催を企画した実行委員の皆様に感謝しています。

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■ポルシェ ジャパン黒坂会長

今日は3番バッターということで、ご挨拶を2バージョン用意してきました。一つは長いもの、もう一つは短いもの(会場から拍手)。
わかりました。パーティの席上ですので長い挨拶は慎みましょう。
では、一つだけ。
私は1回目からほぼ毎回参加していますが、板野会長をはじめとするクラブメンバーの皆さんのポルシェに対する深い愛情を感じます。
日本の経済はバブル崩壊以降、長い間停滞していました。自動車販売も同様です。そのような中、ポルシェ ジャパンは最高の販売を続けています。2018年までの目標も前倒しで達成できました。カイエンやパナメーラが世界的に売れているため、世界ではポルシェのスポーツカーの比率が下がっています。その中で、日本では依然として50%を超え、ポルシェAGからも強く注目されています。これもひとえに皆様のおかげだと感謝しています。

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挨拶の後は、歓談の時間です。
タイムトライアルの成績上位者や支部ごとのデコレーション表彰式、ブルガリの腕時計やホテルの宿泊券ほか、豪華抽選会などを交えながら、楽しい時間を過ごされていらっしゃいました。

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日曜日はメインイベントのパレードラン

いよいよ日曜日。メインイベントのパレードランが行われます。
パレードは支部ごとに隊列を組んで走りますが、デコレーションコンテストで1位に輝いた支部が先頭になります。

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今年の栄えある1位は、歌舞伎をモチーフにしたポルシェクラブ東京中央(PCTC)です。

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パレードランが終わるとフェアウェルセレモニーです。
ポルシェクラブ ジャパンの板野会長から挨拶があり、ポルシェAGのマティアス・メナー氏による「Ladies and gentlemen, start your engines!」の掛け声で一斉にエンジンを始動。

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ポルシェ独特の甲高い音色のホーンを鳴らしながら、鈴鹿サーキットを後にし、3日間に渡るビッグイベントが幕を閉じました。

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○ポルシェクラブ ジャパンについてはこちらから
http://porscheclub.jp/

○ポルシェ ジャパンについてはこちらから
http://www.porsche.co.jp

ポルシェパレード2014イン鈴鹿 フォトギャラリー

本記事の取材は、2014年6月に行いました。