JAIA 日本自動車輸入組合
Menu

マセラティ創業100周年

2014年8月20日


~特別仕様2モデルを発表~

マセラティ ジャパン株式会社は、2014年7月22日(火)に特別仕様の100周年記念限定2モデルをイベント会場の芝・増上寺にて国内初公開しました。マセラティは1914年12月1日にイタリアのボローニャで生まれ、同月14日に創業を開始しました。創業100周年にあたる本年2014年の12月14日までを「100周年セレモニーイヤー」とし、本国イタリアを始め世界中でさまざまな記念イベントを行う予定です。今回のイベントでは、特別限定モデル「マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」と、「マセラティ グランカブリオ MC」のセンティニアル・スペシャル・エディションを披露すると共に、8台のマセラティ クラシックモデルを展示しました。

記念イベント当日は、マセラティ クラシックモデルの展示に始まり、マセラティ ジャパン株式会社代表取締役 ファブリッツィオ・カッツォーリ氏によるニューモデルの発表、イタリア大使館より特命全権大使のドメニコ・ジョルジ閣下からの挨拶、そして増上寺のすぐ後ろにそびえ立つ東京タワーの100周年記念ライトアップが行われました。詳細は以下の通りです。

pic_maserati1408_a

マセラティ創業100周年

1914年12月、マセラティは5人の兄弟によってワークショップ付きガレージとして、イタリアのボローニャの地で創業をスタートさせました。5人のうちの1人はメカニックではなく、アーティストとしてマセラティを支え、ボローニャにあるネプチューンの泉から、ブランドシンボルであるトライデントのマークをデザインしました。マセラティは、ドライバー兼エンジニアであった長男のアルフィエーリ・マセラティを中心に、数々のレーシングカーを世に送りだします。

1926年、マセラティはType 26でレースデビューし、クラス優勝を果たします。1929年には16気筒エンジンを搭載したType V4が世界最速記録を達成し、以後10年間その記録は破られませんでした。1947年にはピニンファリーナのデザインによるマセラティ初のグランツーリズモ A6 1500が誕生し、レース仕様のA6GCSが、アルベルト・アスカリによってモデナのレース場で優勝しています。

pic_maserati1408_b

マセラティ史上最も多くのレースで優勝を果たした250Fは、1954年にドライバーのファン・マヌエル・ファンジオと共に、F1アルゼンチン・グランプリにて初優勝しました。1957年には、ファンジオとスターリング・モスがマセラティにワールドドライバーズチャンピョンの座をもたらします。この2人のドライバーは、1954年から1961年までの7年間で55回もの勝利を達成し、マセラティの名声を確固たるものとしました。

1959年、スターリング・モスが勝利したType 61 Birdcageは、多数の細い銅管を溶接することで高い剛性と軽量なシャシーを実現した独創的なもので、当時のレース界を席巻した伝説的なモデルです。マセラティは、こうしてモータースポーツで培った技術を惜しみなくスポーツカーやサルーンの開発に生かしていきます。1961年にはラグジュアリーGTカーかつマセラティ初の量産車となる3500GTが誕生しました。3500GTは燃料噴射を採用した初のイタリア車でもありました。翌1962年には3500GTの後を受け、2+2のクーペのSebringが発表されます。基本構造は3500GTを踏襲し、ボディワークはカロッツェリア・ヴィニャーレが担当しました。

pic_maserati1408_c

続いて1963年、ピエトロ・フルアによる流麗なボディを纏ったMistralが発表されました。3.7リッターの直列6気筒ツインプラグエンジンを搭載してデビューしましたが、その後、4.0リッターモデルが加わりました。1970年までに約800台が生産され、1960年代のイタリアンGTを代表するロングノーズ、ショートデッキスタイルの美しさが特徴です。このMistral(ミストラル)の名称は、アルプスからフランス南東部に吹き降ろす局地風を指し、その後マセラティ社はこのように「風」を表す車名を使用するようになります。

pic_maserati1408_d

同1963年、トリノモーターショーにて世界最速サルーンと評された初代クアトロポルテを発表します。クアトロポルテは、イタリア車で初めてラグジュアリーセダンというセグメントに挑戦したモデルであり、4人乗りを可能にした実用性とマセラティの上質なエレガントさを同時に実現しました。更に、1966年のトリノモーターショーでは、2ドア2シータークーペのギブリを発表しました。クアトロポルテとギブリはそれぞれ現行6代目と3代目を発売しており、マセラティを代表するモデルとなっています。

pic_maserati1408_e

pic_maserati1408_f

1971年には、ジュネーブショーで、マセラティ初の2シーター、ミッドシップエンジンのモデルとしてBoraが発表されました。ギブリのエンジンをベースとする4.7リッターのV型8気筒DOHCエンジンを搭載し、1970年代のスーパーカーブームの一翼を担いました。ボディデザインは、ジョルジェット・ジウジアーロによるものです。

pic_maserati1408_g

1989年、デトマソ時代のマセラティが、ビトゥルボの高性能版であるカリフをベースに手掛けたスペシャル・クーペ、Shamalを発表しました。ボディワークはマルチェロ・ガンディーニによるもので、随所にガンディーニらしいデザインが見られます。3.2リッターのV型8気筒DOHCツイン・ターボエンジンを搭載。このボディシェイプは、1992年に発表される2代目のギブリへ踏襲されました。

pic_maserati1408_h

マセラティの世界販売は2012年の6,200台から2013年には15,400台に台数を伸ばしました。そして2014年6月末時点で、2013年の年間販売台数を超える販売台数を記録しています。この状況はマセラティの世界第3位の販売市場である日本においても例外ではありません。日本での2014年1月~6月までの販売台数は、前年比で3倍の台数を記録しました。また、2014年に新しい販売拠点を6拠点新設することを決めています。

カッツォーリ社長は、マセラティ初のSUV「レヴァンテ」が間もなく投入されること、更には、コンパクトクーペ「アルフィエーリ」も近々生産を予定していると発表しました。
そして、2015年には世界で5万台の販売台数を目指し、2018年には7万5,000台を目標としていることを明らかにしました。

pic_maserati1408_i

今回国内初公開となった100周年記念限定モデルは、マセラティ史上最速を誇る4シータークーペモデル「マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」と、4シーターオープントップのスポーツタイプ「マセラティ グランカブリオ MC」のセンテニアル・スペシャル・エディション。車両本体価格はそれぞれ23,470,000円(税込)と24,240,000円(税込)となっています。ボディカラーには3層の特殊塗装を施した限定色を3種類用意し、さらにエクステリアに合わせたインテリアの仕様を組み合わせることができます。ホイールは4種類から選択可能。日本では12台の販売が予定されています。

pic_maserati1408_j

「マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ センテニアル・スペシャル・エディション」は、460馬力4.7リッターV8エンジンとロボタイズド6速MCシフト・ギアボックスを組み合わせることにより、時速303kmの最高速度を実現しています。

pic_maserati1408_k

100周年記念イベントにゲストとして登場したイタリア大使館のドメニコ・ジョルジ特命全権大使は、自身もマセラティのオーナーであることから、マセラティの4つの魅力について、「1つ目はそのエンジン音です。フェラーリ製のエンジンがラグジュアリーボディに収まって奏でるその音はとても素晴らしい。次にイタリアの伝統を踏襲した美しいデザイン。3つ目として東京都内でも駐車に困ることのない、ボディサイズ。そして最後にスポーツカーとしての荒々しさと、ラグジュアリーカーとしての上品さを兼ね備えたそのバランスです。」と語りました。

pic_maserati1408_l

イベントの締めくくりに、「マセラティ百年道中」と題した東京~京都を結ぶ100周年記念リレーの奉納品の引き渡し式が行われました。江戸時代の御茶壷道中に発想を得たこの記念リレーは、奉納品である茶道具を歴代のマセラティが増上寺から清水寺まで運びます。
本国イタリアでは、2014年9月18日(木)~9月20日(土)に「マセラティ100周年を祝う―大集会―」を開催し、車両展示やパレード、ラリーなどが行われる予定です。

○マセラティについてはこちらから。
マセラティ ジャパン ホームページ
http://www.maserati.co.jp/

フォトギャラリー

本記事の取材は、2014年7月に行いました。