JAIA 日本自動車輸入組合
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BMW ALPINA D3 BiTurbo 限定150台を日本導入

2009年5月13日


~ハイパフォーマンスと経済性を両立したスポーツ・ディーゼルエンジンモデル~

ドイツ ALPINA社の正規インポーターであるニコル・レーシング・ジャパン株式会社は2009年4月1日、ディーゼルエンジンを搭載したD3 BiTurbo(ビ・ターボ)の日本導入と価格を発表し、4月4日(土)から26日(日)にALPINA世田谷ショールームにてデビュー展示会を行いまし た。

D3 BiTurboは、2008年のジュネーブショーで発表されたモデルです。2リッター直列4気筒ディーゼルエンジンは、ツインターボで過給され、パワフルでトルクフルなパフォーマンスを発揮します。
日本ではなじみが浅い、パワフルなスポーツ・ディーゼルエンジンを搭載したD3 BiTurboの導入について、ニコル・マーケティング株式会社のマーケティング部長 鈴木謙一さんにお話を伺いました。

-ALPINA世田谷ショールームがオープンして1年経ちました

ALPINAのコーポレートカラーは、空の青と、大地の緑です。
この等々力(東京都世田谷区)は、今最もALPINAにふさわしい景観をもつ季節を迎えています。

等々力は、都内にありながら、渓谷があって、その中は深い森や清流があって、滝やお不動様もあります。ショールームはこの渓谷に面しており、横を流れる谷沢川は、多摩川までの散歩道になっています。

ショールーム正面の環状八号線は、東名高速や第三京浜に限らず、関越自動車道や東北自動車道からもアクセスがしやすく、BMW ALPINAに興味をお持ちのお客様は、距離が苦にならないようで、遠方から、お車で来店されるお客様が多くいらっしゃいます。

世田谷ショールームは、2階に6台、1階に2台、合計8台を展示することが可能な、世界で唯一のALPINAエクスクルーシブショールームです。

-ALPINAというメーカーについてお聞かせください。

ALPINAの生産台数規模は、年間1,000台から1,500台です。40年来、変わらず1台1台を入念なマイスターの手造りによって生産されています。
ちなみに、生産台数に1,000台から1,500台と開きがあるのは、例えば、BMW Z8をベースとしたBMW ALPINA ROADSTER V8(SWITCH-TRONIC(※))で、北米市場へ参入、成功を得たことや今日のスポーツ・ディーゼルモデルの成功にあります。

※SWITCH-TRONIC(スウィッチトロニック):変速の操作は、ステアリング・ホイールの裏側に組み込まれている2つのスウィッチ・ボタンに触れるだけで、マニュアル・トランスミッションのようにシフトアップ、シフトダウンを意図的に行うことができる。

メーカーでは、190名の従業員がBMW ALPINAの生産に従事しています。

ALPINAは、1961年にBMW1500用にそのチューンキットを発売したのが始まりです。その実力が評価され、ALPINAがチューニングしたBMW車にもBMWの車両保証が与えられるに至りましたが、当時では考えられないことだろうと思います。

当時のチューニングの象徴として、ウェーバー・ツイン・キャブレターとクランクシャフトが、ALPINAのエンブレムに描かれています。あわせて左側の赤は情熱を、右側の青は知性を表しています。

ヨーロッパでは、クルマを評価する指標として、レースでの活躍が大きく影響します。1970年、ALPINAはドイツのツーリングカーレースに参戦し、3 つのカテゴリー(欧州シーリングカー選手権、ロングディスタンス・クラシック、スペイン・フランス24時間耐久レース)、そしてすべてのドイツ選手権を制 覇しその名声を上げることに成功しました。

その後、1977年、10年に及ぶレースから撤退、ALPINAは公道を走る高級車の開発に専念します。
1978年、自社開発の3モデルを発表し、そこからALPINAのメーカーとしての歴史が始まったのです。

ALPINAは、外見上はBMWと変わりませんが、心臓部は全く別物です。
エンジンは、細部に渡る最適化が施され、一つ一つ手作りされ、組み立てられます。したがって、元々、量産体制は組めません。

タイヤは、ミシュランの協力を得て、共同開発しています。
ALPINAの生産台数は、わずか1000台、少台数の高性能車のために、ミシュランが開発しているのです。

ホイールも、ロナールやBBSとの共同開発です。
BMW ALPINAのCLASSICホイールは、必ず20本スポークです。これは、真円をキープする最も理想的なスポークの数が20本であるというALPINAの哲学からです。
技術の進歩により、星型のデザイン(DYNAMIC)も加わりましたが、デザインが変わっても、20本スポークは守られています。

ALPINAは、他の自動車メーカーに先駆けてEMITEC製のスティールキャタライザーを独自に開発し自動車メーカーとして初めて標準装備しました。こ のキャタライザーは、イグニションキーをONにした瞬間に、電気による熱を帯び、エンジン始動時の排気ガスをクリーンにします。

-ALPINAはいつ頃からディーゼルエンジンに取り組まれていたのでしょうか?

ALPINAは1999年に、メーカーの歴史の中で初めてディーゼル車BMW ALPINA D10 BiTurboを発表しました。

D3 BiTurboは、モノターボ(シングルターボ)モデルが2006年にデビューし、その成功を受けて、2008年4月ジュネーブショーでツインターボモデルとしてデビューしました。

D3 BiTurboのDには、3つの意味があります。
1つ目のDは、ディーゼルパワーユニットのD、2つ目はダイナミクスのD、3つ目はドイツ語でトルクを表すDrehmomentを表しています。

-D3 BiTurboの日本導入の理由をお聞かせ下さい

ヨーロッパでは、乗用車の6割がディーゼルエンジンです。
2008年末にメーカーから1台を試験的に輸入し、日本の環境でテスト走行しました。その際、ドイツで試乗されたジャーナリストの方々にもお乗りいただきましたが、日本導入を期待するとともに評価は現地と同じで上々でした。
また、テストレポーターを読まれた熱心なお客様からは、導入を望まれる声を多くいただきました。

D3 BiTurboのパワフルなスポーツ・ディーゼルエンジンは、214馬力と450Nmもの強大なトルクを発揮します。また、ディーゼルエンジンの常識をはるかに超える5200回転まで、きっちり回ります。
エンジンの性能曲線をご覧いただきますとわかりますが、わずか2000回転で最大トルク450Nmを発揮し、これはV8ガソリンエンジンもしくは、さらに 大きい排気量の6気筒ディーゼルエンジンにも匹敵しています。回転の上昇に伴い4100回転で、最大出力214PSを達成します。

エンジンを始動した瞬間は、やはりディーゼルエンジンの音がします。
でも、走り出すと、ディーゼルエンジンとは思えない音を奏で、また、強大なトルクに驚かされます。

D3 BiTurboは、欧州モードによる燃費測定で、リッター18キロを記録しています。日本ではガソリンと軽油の価格差があまりありませんが、走行距離の長さが燃料費の節約に寄与することでしょう。

BMW ALPINA D3 BiTurboの燃費(欧州モードによる測定値)
LIMOUSINE TOURING COUPE
6速MT SWITCH-TRONIC SWITCH-TRONIC 6速MT
市街地走行時 14.9km/L 13.3 km/L 13.2 km/L 14.9 km/L
郊外走行時 21.7 km/L 22.2 km/L 21.7 km/L 21.7 km/L
総合 18.5 km/L 17.9 km/L 17.5 km/L 18.5 km/L

-戦略的な価格を設定されました

D3 BiTurboの車両本体価格は、698万円。ALPINAとしてかつてない価格設定です。
クルマを良くご存じでディーゼルを受け入れることができる方には、現在最も重要視されている、低排出ガス、低燃費の要求に応える最適な選択のひとつと言えるでしょう。

D3 BiTurboは、3ボディ・5タイプのラインナップです。ボディは、リムジン、ツーリングとクーペの3種類です。リムジンは、左ハンドル6速MT、 左ハンドル6速AT SWITCH-TRONIC、右ハンドル6速AT SWITCH-TRONICの3タイプからお選びいただけ、ツーリングは左ハンドル6速AT SWITCH-TRONICのみ、クーペは左ハンドル6速MTのみの設定となります。

長くALPINAを愛されている方からは、MT車の導入を熱望される声がありました。
D3 BiTurboのMTモデルにはアイドリングストップ機構が備わっています。アイドリング時に消費する燃料も長い目で見ると相当な量の節約になるはずです。

価格がお求め安く、低燃費、低排出ガス(ユーロ5適合でクリーン)、そして自動車の運転が楽しくなるスポーツ・ディーゼルは、最適な選択ではないでしょうか。

-購入後のケアは全国のBMW正規ディーラーで受けられるのでしょうか?

BMW ALPINAは、全国のBMW正規ディーラーでお買い求めやサービスをお受けいただくことが可能です。

D3 BiTurboのサービスについては、ディーゼルエンジンということもあるので、一部取扱いのないディーラーもあります。
なお、D3 BiTurboの導入は150台限定ということもあるので、基本的にパーツは、日本国内は最小限の在庫とし、ドイツ本国より都度輸入するようにしています。欠品が無い限り、お客様にご不便をおかけすることはありません。

BMW ALPINA D3BiTurboは経済性と、スポーツカーのパフォーマンスを期待するお客様のために用意されたスポーツ・ディーゼルモデルです。

-本日はお忙しいところありがとうございました。

○BMW ALPINA D3 BiTurboについてはこちらから。
http://www.alpina.ne.jp/models/d3-biturbo-limousine

○ALPINA世田谷ショールームについてはこちらから。
http://www.alpina.co.jp/information/alpina-showroom

○BMW ALPINAについてはこちらから。
http://www.alpina.co.jp/

フォトギャラリー

本記事の取材は、2009年4月に行いました。